ラ・リーガ バルセロナ

バルセロナ退団後、輝きを放つ3人のスター選手

世界中から高い評価を受けるバルセロナ育成機関ラ・マシア。年間5億円以上の費用で運営される、世界で最も豪華な育成組織だ。毎年1000人以上が入学試験を受けている。入学者の学費などはすべてクラブ側が負担する。約40人のスカウトが世界中から選手を発掘してくるだけに、世界有数の才能が集結する。そこで今回は、バルセロナの下部組織を卒業し、バルセロナではなく、他クラブで輝きを放つ3選手をご紹介する。


アレハンドロ・グリマルド

クラブ:ベンフィカ

2006年にバレンシアの下部組織でキャリアをスタートさせたグリマルドは、2008年にバルセロナの下部組織へ移籍。2011年に15歳という若さでBチームで公式戦デビューを果たした。ただ、2015年に当時監督のルイス・エンリケを批判する報道がなされると、バルセロナは事態を重く見て、グリマルドの放出に動いた。その後、ベンフィカへの移籍が決まると、ポルトガルで飛躍。圧倒的な精度を誇る左足を武器に、良質なクロスを量産。フリーキックの精度も素晴らしい。世界中から注目を集める選手の1人だ。


アンドレ・オナナ

クラブ:アヤックス・アムステルダム
国籍:カメルーン

レアル・マドリードを下し、ベスト8進出を決めたアヤックスの守護神を務めるのがオナナだ。サミュエル・エトオが設立したアカデミーでキャリアをスタートさせると、2010年に13歳の若さでスペインへわたっつあ。バルセロナの下部組織に加入したオナナだが、トップチームへ昇格することはできなかった。2015年にアヤックスへの移籍を決めると、徐々に出場機会を増やし2017年に契約延長を勝ち取る。現在はチームに欠かせない守護神だ。ポジショニングに粗さこそあるが、圧倒的な反応スピードと高いキャッチングの技術、フィード性能の高さで多くのクラブから注目を集めている。


チアゴ・アルカンタラ

クラブ:バイエルン・ミュンヘン
国籍:スペイン

イタリア生まれのスペイン人、チアゴは5歳でフラメンゴの下部組織に入団。その後、家族でスペインに移住し、2001年に再びブラジルに帰国。フラメンゴの下部組織に再加入したが、2005年に再びスペインに渡りバルセロナの下部組織に加入した。加入後は順調に成長を遂げ、とんとん拍子でカテゴリを昇格。2011/2012シーズンにはトップチームへの昇格を決めた。Bチームからの恩師、ジョゼップ・グアルディオラの存在も沖いだろう。2013年にはそのグアルディオラを追いかける形で、現在の所属クラブであるバイエルンに移籍。負傷に悩まされることもあるが、欠かせない中心選手として活躍している。


名前:菊池大将
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好きなチーム:ACミラン
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