Jリーグ

今シーズンにかける思いは人一倍! 大怪我からの復活を期するJリーガー5選

今シーズンのJリーグも先週末にセレッソ大阪対ヴィッセル神戸というカードで開幕を迎えているが、今季にかける思いがより強い選手も存在する。今回は長期離脱により昨シーズンを棒に振り、復活にかける5選手を紹介する。


アダイウトン

所属クラブ:ジュビロ磐田
年齢:28
ポジション:FW

昨季、ジュビロ磐田が想定外のJ1残留争いを強いられた要因のひとつとしてアダイウトンの長期離脱が挙げられるだろう。左サイドを主戦場とする同選手は縦への突破力を最大の武器として一気に決定機を演出。また攻撃面のみならず、守備でもハードワークを厭わない。ジュビロが今季、ほとんど新戦力を獲得しなかったことも昨季のリーグ戦で4試合の出場に終わったこのドリブラーへの期待のあらわれだろう。


レアンドロ

所属クラブ:鹿島アントラーズ
年齢:25
ポジション:FW

一昨季に2桁得点をマークしていたレアンドロであったが、昨季はシーズン開幕前の練習試合での負傷により出遅れると、一時的に復帰はしたもののブラジルへ帰国。グレミオ復帰の噂が取りざたされる中で検査を受けた結果、両側膝蓋靱帯損傷が判明し長期離脱を余儀なくされている。ただクラブは今季、全体的に即戦力の補強は例年と比べて手薄であるだけに、レアンドロの復活にかけていることだろう。


齋藤学

所属クラブ:川崎フロンターレ
年齢:28
ポジション:FW

ワールドカップ・ブラジル大会の本大会メンバーに選出された経験を持つ齋藤学は、横浜F・マリノス在籍時の2017年9月に右膝前十字靱帯損傷でシーズン残りを棒に振る。また決死の覚悟を持って川崎フロンターレに移籍して迎えた昨季も怪我の影響が残り、リーグ戦16試合の出場と不本意な1年となった。今季はFWレアンドロ・ダミアンの加入の影響もあり、さらに熾烈なポジション争いを強いられることとなるが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトル獲得も目指すクラブにとって貴重な戦力となるだろう。


ビクトル・イバルボ

所属クラブ:サガン鳥栖
年齢:28
ポジション:FW

サガン鳥栖は元バルセロナのFWイサーク・クエンカを獲得するなど前線の陣容にさらなる厚みを持たせているが、イバルボの存在を忘れてはいけない。かつてカリアリやローマなどでプレーしていた同選手は昨季、チームが連敗を喫している最中に負傷。一時は全体トレーニングに復帰したものの6月末に左膝前十字靱帯断裂という大怪我を負いシーズンを棒に振った。強靭なフィジカルを生かした迫力のあるドリブルで再びスタンドを沸かせたい。


ファブリシオ

所属クラブ:浦和レッドダイヤモンズ
年齢:28
ポジション:FW

かつて浦和レッズでタイトル獲得に貢献したロブソン・ポンテ氏がポルティモネンセの幹部を務めていることもあり、かつて鹿島アントラーズでもプレーしていたファブリシオを昨夏獲得に成功。しかし9月のリーグ戦で左膝前十字靭帯損傷、内側半月板損傷により全治7ヵ月の戦線離脱を強いられることとなっている。今季、浦和レッズはセレッソ大阪からFW杉本健勇を獲得。前線2トップでは競争が激化する中、復帰後に存在感をアピールしたいところだ。