海外日本人選手

日本代表・中島翔哉、カタール移籍が秒読み段階に。今節先発復帰予想もベンチ外

 ポルティモネンセの日本代表FW中島翔哉はどうやら今冬退団が決定的となっているようだ。現地時間29日、ポルトガルメディア『O JOGO』が伝えている。

 中島は2日に行われたプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)・ベンフィカ戦で試合終了間際に交代し、その後検査で負傷が判明したことによりアジアカップ離脱を余儀なくされていた。ただ同選手は約1ヵ月かけてコンディション回復に努め、今節のチャベス戦でメンバー入りするという見方が広まっていた。

 ところがこの一戦で中島はベンチメンバー外となり、チームも0-1と黒星を喫している。さらに試合後にチームを率いるアントニオ・フォーリャ監督は同選手について「中島はもう市場に出ている。(去就について)私は知らないし、知りたくもない」と語っており、すでに構想から外れていることを明かしている。

 これにより、以前から伝えられているカタール1部のアル・ドゥハイルへの完全移籍がほぼ確実となっている模様。カタールの移籍市場閉鎖が現地時間1月31日となっていることから、間もなく公式発表が行われるものとみられる。

 ワールドカップ・ロシア大会で本大会メンバーから外れたものの、森保一監督就任以降はサムライブルーの主力として今後のさらなる成長が期待される中、中東の地に舞台を移すことになる。