サッスオーロ バルセロナ

バルサ、サッスオーロからボアテングの電撃獲得発表。異例のステップアップ果たす

 バルセロナは現地時間21日、サッスオーロからMFケビン=プリンス・ボアテングを今年6月までのレンタル移籍で獲得したことを公式発表している。

 ヘルタ・ベルリンでプロキャリアをスタートさせたボアテングは、これまで数多くのクラブを転々としており、昨季は元日本代表DF長谷部誠の所属するアイントラハト・フランクフルトに在籍。そして昨夏にはサッスオーロへの完全移籍を果たしていた。

 そのサッスオーロでは12月に骨盤の負傷により戦線離脱を余儀なくされていたものの、前線の主力としてここまで公式戦13試合で先発出場し5ゴールをマークしていた。

 一方バルセロナは今冬に下部組織出身のFWムニル・エル・ハダディ・モハメドがセビージャへ移籍したことにより、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、フランス代表FWウスマン・デンベレのバックアッパーの補強が優先事項となる中、ボアテングに白羽の矢を立てていた。

 昨夏サッスオーロに移籍したDFマルロン・サントスに続き両クラブ間で取引が行われることとなったが、今回のボアテングについては今シーズン終了時までのレンタルとなっており、800万ユーロ(約9億9700万円)による買い取りオプションが付帯されているようだ。

 これまで多くの問題を抱えてきたことにより、数シーズン前まで下降線を辿っていたボアテングであったが、思わぬ形でステップアップを果たすこととなった。