Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

U-21日本代表岩崎悠人、コンサドーレファンへ覚悟示す「ひとりの人間として成長したい」

 サムライブルーのユニフォームを身にまとい大舞台に立つという夢を叶えるために、そしてコンサドーレの躍進に更なる力を与えるべくU-21日本代表MF岩崎悠人が“模範的な”姿勢をファンに披露している。

 北海道コンサドーレ札幌は12日午後、札幌市内にて『北海道コンサドーレ札幌キックオフ2019』と題して新体制発表会を開催。プロキャリアにおいて初めて札幌の地に足を踏み入れた岩崎も11日に行われた新加入選手会見に続いて出席し、加入後初となるコンサドーレサポーターとの交流を楽しんだ。

 このキックオフイベントでは冒頭に選手、コーチングスタッフ、監督紹介や株式会社コンサドーレ代表取締役社長CEO・野々村芳和氏の挨拶が行われた後、新加入選手によるトークセッションでファンを沸かせている。

 その中、これまで関西で過ごしてきた岩崎はファンへ「今シーズン、サッカー選手としてだけでなく、ひとりの人間として成長できるように頑張りたいと思います」と自己紹介を行うと、セッションのMCを務めていたMF宮澤裕樹から「模範解答ですね。関西人なのでもっと面白い発言をしてほしかったんですけど…」という思わぬ突っ込みを受けた。

 またコンサドーレの印象については「攻守においてすごくアグレッシブで見ていて楽しくて、魅力的なサッカーをするチームだなと思っていたので、コンサドーレの一員としてプレーできることを嬉しく思います」と語ると、DF福森晃斗からも「関西の色が出ていない」というコメントが飛び出している。

 そしてイベント後に同選手は報道陣向けのインタビューにおいて「緊張したけどすごく楽しかった」と振り返ると、翌日から始まるキャンプについて「ハードなスケジュール」と印象を語った後、定位置奪取へミハイロ・ペトロヴィッチ監督にアピールする姿勢を示した。

 「(周囲から)いじられることが多い。先輩方に可愛がられたい」と語るなど、まだ少し若い一面を残している岩崎ではあるが、冒頭の野々村社長の「このクラブで成功したい、このクラブを成功させたいと思っている選手が揃っている」という言葉を借りると、クラブへの貢献と将来的な日本代表入りや東京五輪出場とい“夢”の実現に向けて不退転の覚悟を持って今シーズンに臨むことだろう。