Jリーグ

Jリーグの移籍市場が活発に! FW陣の玉突き移籍に絡んだ選手は?

Jリーグはオフシーズンに入ると年末に入り移籍市場の動きが活発になっている。そこで今回はこれまでに成立している、またはほぼ確実となっている「玉突き移籍」について4選手を取り上げる。


李忠成

浦和レッズ⇒横浜F・マリノス
年齢:33

浦和レッズは今季、FW興梠慎三とFW武藤雄樹の前線2トップがはまり、シーズン後半戦で見事に巻き返しに成功したものの、この2選手に次ぐバックアッパーであるFWズラタンとFW李忠成が振るわなかった。膝の負傷により長期離脱を強いられていたズラタンはすでに退団の公式発表が行われているが、李忠成も横浜F・マリノス移籍の可能性が高まっている。横浜F・マリノスはFWウーゴ・ヴィエイラの退団が発表されているほか、鹿島アントラーズがFW伊藤翔の獲得を狙っていることもあり、前線の再編に迫られている。


杉本健勇

セレッソ大阪⇒浦和レッズ(公式発表済)
年齢:26

前線の選手層強化が課題となっている浦和レッズは興梠慎三や武藤雄樹の競争相手として杉本健勇にターゲットを絞っていた。セレッソ大阪のエースストライカーとして君臨し、日本代表にも選出されていた杉本ではあるが、今季はわずか5ゴールに終わっており、環境を変えポジション争いに挑む強い覚悟を持って移籍を決断したことだろう。なお、セレッソ大阪は川崎フロンターレにMF山村和也、ヴィッセル神戸にMF山口蛍が完全移籍するなど、主力の流出が相次いでおり、中盤や前線における後釜確保が急務となっていた。


都倉賢

北海道コンサドーレ札幌⇒セレッソ大阪(公式発表済)
年齢:32

ヴィッセル神戸退団後、海外挑戦に失敗していた都倉はコンサドーレ札幌へ入団すると加入1年目からチームに必要不可欠なストライカーとして活躍し、一昨季のJ1リーグ昇格や昨季のJ1リーグにおける大健闘に大きく貢献。今季は元イングランド代表FWジェイ・ボスロイドに先発の座を譲ることも多かったものの、後半アディショナルタイムにおける自らのゴールで何度も勝ち点をもらたした。当初はコンサドーレ残留がほぼ確実と言われていたものの、セレッソ大阪からの高額オファーが届いたことにより急転直下、5年過ごした北海道を離れることになっている。


鈴木武蔵

V・ファーレン長崎⇒北海道コンサドーレ札幌
年齢:24

※写真はアルビレックス新潟在籍時

来季も前線に関しては都倉とジェイの2枚で編成を考えていた北海道コンサドーレ札幌首脳陣は都倉の移籍劇で打撃を受けたものの、すぐに後釜確保に動いた。その中でかつて年度別日本代表にも選ばれたFW鈴木武蔵がトップターゲットに浮上すると、即座にコンタクトを取り交渉をまとめており、公式発表待ちの状態となっている。なお今季J1リーグ4位と大躍進を遂げたコンサドーレは数年後の陣容を見据える形で25歳以下にターゲットを絞っている。