リーグ・アン パリ・サンジェルマン

バルサなどが獲得狙うPSGラビオの退団が決定。飼い殺しの可能性も…

 パリ・サンジェルマン(PSG)のMFアドリアン・ラビオが来夏までに移籍することが確実となったようだ。現地時間17日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。

 PSGとの契約が来夏で満了を迎えるラビオの去就を巡っては、以前から同選手がクラブ退団を望んでいると伝えられており、ユベントスやミラン、バルセロナが関心を寄せている。

 またクラブとの契約延長交渉では選手側が1000万ユーロ(約13億円)という破格の年俸を要求したのに対して、クラブ側は800万ユーロ(約10億4000万円)で提示。交渉の回数を重ねたものの、年俸面で両者が合意することはなかったようだ。

 PSGのアンテロ・エンリケSD(スポーツディレクター)は「選手は新契約にサインすることはないことを伝えてきた。彼は契約満了を迎える今季終了後にフリーでここを離れたがっていた」と語り、契約延長交渉が決裂したことを明かしている。

 また同SDはラビオの今後の起用法について「選手にとって非常に明確な結末となる。期間ははっきりとしないが彼はベンチに座り続けることになるだろう」と語っており、シーズンの戦いにおいて戦力として扱わない考えを示している。

 なおラビオは来夏にフリーでの移籍が濃厚と当初は伝えられていたものの、バルセロナが今冬に獲得する構えを見せている模様。もし出場機会が与えられない現状がシーズン終了後まで続く可能性が高い場合は今冬にクラブを離れることも十分考えられるかもしれない。