リーグ・アン マルセイユ

フランスでまた数試合が延期決定…PSGの試合は開催も入場規制…

 フランスのリーグ・アン第18節の数試合が延期されることが決まった。フランス紙『レキップ』など複数メディアが伝えている。

 現在フランスではジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)と言われる市民らのデモ活動が行われており、それに乗じた暴動や略奪も頻繁に発生して混乱状態にある。そして、警察の人員が足りないという理由で自治体からの要請があり、先週末にもリーグアンの6試合が開催延期になり、サッカーにも大きな影響が生まれている状況だ。

 さらにフランスサッカー連盟(LFP)は今週末に行われるナント対モンペリエ、ニース対サンテティエンヌ、カーン対トゥールーズの試合を延期することを決断したとのことだ。さらに、酒井宏樹が所属しているマルセイユとボルドーの試合についても自治体から延期が要請されているとのことで、今後の情報が待たれている。

 そして、ディジョン対PSGの試合については開催が決定しているものの、PSG側のサポーターについては入場が禁止され、当日券の販売もないとのこと。これにより、リーグアンは後半戦のスケジュールが過密になることが予想されている。

 1月にはクープ・ドゥ・フランス(カップ戦)、クープ・ドゥ・ラ・リーグ(リーグカップ)が入ってくるため空きはなく、延期分は2月の中旬に行われることが予想される。しかし、そこで過密なスケジュールを余儀なくされること、そしてトレーニングの計画が立てられないことから、各チームは親善試合の開催も検討しているようだ。