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来季ACL出場の浦和レッズ、ズラタン退団発表。前線で大幅な入替えか

 浦和レッドダイヤモンズは13日、スロベニア代表FWズラタン・リュビヤンキッチが今季限りでクラブを離れることを公式発表している。

 ズラタンは2015年シーズンより大宮アルディージャから浦和レッズに加入すると加入1年目はリーグ戦29試合に出場し8得点をマークし、スーパーサブとしての役割を十分に果たしていた。

 ところが翌シーズン以降はリーグ戦を中心に出場機会が減少。さらに今季は腰の負傷により約3ヵ月に渡る長期離脱を余儀なくされたこともありリーグ戦7試合の出場にとどまっていた。

 前線2トップがFW興梠慎三とFW武藤雄樹で固定され、その間に割って入ることのできなかったズラタンは浦和レッズ退団について「浦和に関わるすべての方に感謝しています。すばらしい4年間でした。ファン・サポーターのみなさんとチームメートととても誇らしい時間を過ごすことができました。浦和レッズで達成できたものについては、とてもうれしく思っています。私は、クラブを離れますが、来シーズンのチームの活躍と成功を心から祈っています」

 「初めて浦和で出た試合、タイトルが懸かった試合というのはすごくよい思い出として残っていますし、自分の人生にとってかけがえないものです。特にACLで優勝できた瞬間は何よりもすばらしいものでした。このクラブで過ごした毎日が特別な日々で、家族は浦和の街をとても好きでしたし、私自身もすごく好きでとても楽しく過ごすことができました」

 「息子は大の浦和レッズファンです。浦和のファン・サポーターはクラブにとってとても特別なものです。すべての選手が、この大きなファン・サポーターの前でプレーすることを誇りに思っています。ゴール裏で鼓舞してくれるサポーターの存在が、選手たちにさらなるエネルギーを与えてくれたことに感謝しています。それが浦和と他のクラブと比べたときに一番の違いです。私にとってもあなたたちはベストサポーターでした」とコメントを残している。

 なお浦和レッズは今シーズンオフにセレッソ大阪のFW杉本健勇の獲得に迫っているほか、一部のブラジルメディアが2012年のロンドン・オリンピックで得点王に輝いたブラジル人FWレアンドロ・ダミアンの獲得も画策していると伝えている。

 さらなる得点力向上を図るためにも、浦和レッズ首脳陣は前線で大幅な入れ替えを行うかもしれない。