プレミアリーグ

明日にも解任されるかもしれない、プレミアリーグの指揮官たち

プロの世界は華やかであると同時に、残酷さも併せ持っている。結果の残せない選手や監督、スカウトまでもがクビを切られる。今回は、プレミアリーグを指揮する監督の中ですぐにでも解任される可能性のある3名をご紹介する。


マーク・ヒューズ

クラブ:サウサンプトン

セインツの戦うステージはここ数シーズンで大きく下落した。かつてはヨーロッパリーグの出場権を賭けて戦っていたチームは、今や降格圏から逃れるために戦っている。ヒューズが率いる今シーズンのサウサンプトンは直近10試合でわずかに1勝。昨シーズン終盤からチームを率いてなんとか降格は避けたものの、ヒューズにクラブを立て直す力はないようだ。ヒューズがチームの状況を改善することができなければ、来シーズンはチャンピオンシップで戦うことを意味する。サウサンプトンが監督の交代に踏み切る可能性は大いにあるだろう。


スラビシャ・ヨカノビッチ

クラブ:フラム

2014年に当時チャンピオンシップを戦っていたワトフォードの監督に就任し、シーズンを2位で終えプレミアリーグ昇格へ導いたヨカノビッチは、2015年にフラムの監督に就任すると、フラムでも同じ成功を収めることができた。しかし、5大リーグでの初指揮となったプレミアリーグでの戦いは彼には荷が重すぎるのかもしれない。フラムは現在勝ち点5で19位。最下位のハダースフィールド・タウンとの勝ち点差はわずかに2だ。日本時間6日早朝には、そのハダースフィールドとの直接対決。結果次第では解任のニュースが飛び込んでくるだろう。


デイビッド・ワグナー

クラブ:ハダースフィールド・タウン

2015年に当時チャンピオンシップに所属していたハダースフィールドの監督に就任。初年度こそ10位に終わったが、2年目は6位に食い込むとプレーオフを勝ち上がり見事プレミアリーグへの挑戦権を勝ち取った。プレミアリーグ1年目は5月8日に行われたチェルシー戦に1-1で引き分けて残留を決めている。試合後には選手やスタッフから胴上げされるなど、クラブは歓喜に沸いた。しかし、今シーズンのハダースフィールドは悪夢の中にいる。10試合を終えて、積み上げた勝ち点はたったの3。3分7敗と勝利すら味わえていない。そんな中日本時間6日早朝に、19位のフラムと激突する。結果次第では一気に降格圏から脱出する絶好のチャンスだ。しかし、この試合を最悪の結果で終えることになれば、ワグナーのハダースフィールドでのキャリアは終焉を迎えるだろう。


名前:菊池大将
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