ラ・リーガ レアル・マドリード

ロペテギのレアルが抱える3の致命的な問題

今シーズン初のエル・クラシコが目前に控えている。リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドがいないクラシコだが、その注目度は依然として高い。レアル・マドリードはフレン・ロペテギ新監督の下、シーズンのスタートを切ったものの、勝ち点14で暫定首位のアトレティコ・マドリードと勝ち点5差をつけられている。今回は、ロペテギのマドリードが抱える3つの大きな問題をご紹介する。


ロペテギの監督就任以前からチームにひびが入っていた

チャンピオンズリーグの優勝により2017/2018シーズンのマドリードがリーグ戦で苦戦していた(特に前半戦)事実は薄れてしまった。バルセロナに勝ち点17差をつけられ3位に沈んだ結果は深刻だ。昨シーズンは例年に比べて失点数が多いことも顕著だった。1試合平均で約1.3ゴールを許している。今シーズンは9試合で9失点と多少改善しているものの芳しくない。それに加えて、今シーズンは得点量不足も目立つ。攻守に問題を抱えた状態と言えるだろう。


ロナウド不在による攻撃での一貫性のなさ

マルセロがレバンテ戦の72分にゴールを挙げてことにより、彼らの無得点記録はストップした。しかし、482分間1度もゴールが生まれなかったことは衝撃だった。ロペテギと前任者のジネディーヌ・ジダンを比べると、ジダンは73試合連続ゴールを記録するなど、攻撃面で大きな違いが生まれている。このことからも、クリスティアーノ・ロナウドの退団はチームに大きな影を落としている言えるだろう。カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、マルコ・アセンシオが埋めようとする穴はあまりにも大きい。


移籍市場のつけを支払う

マドリードは移籍市場が閉まる直前にティボー・クルトゥワの獲得に動いたが、C・ロナウドの穴を埋めるための補強には動かなった。ネイマールやエデン・アザール、キリアン・ムバッペという名前こそ挙がっていたものの、マリアノ・ディアスが新たなストライカーだった。フロレンティーノ・ペレス会長は「すでに優れたチームを持っている」と主張していた。ペレスが夏に大物を釣れなかったことが、ロペテギのマドリードでの船出を難しいものにしたことは間違いない。


名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

筆者記事一覧