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「中国は“ゴミ”だった…」 中村俊輔の元同僚FWが中国リーグの苦労を衝撃告白

 中国でプレーした経験を持つ元スコットランド代表FWデレク・ライオダンが英国メディア『Open Goal』のインタビュー応じ、その苦悩の日々を赤裸々に告白した。

 現在35歳のライオダンはかつてハイバーニアンやセルティックでプレーしたストライカー。セルティック時代には中村俊輔らとともに、国内リーグとカップ戦の2冠達成に貢献した。

 スコットランド代表としても3試合に出場した経験を持つライオダンは2011年にハイバーニアンから中国超級リーグの陝西宝栄に移籍。しかし、公式戦9試合に出場し1ゴールに終わり、半年で退団し帰国している。

 半年で中国を去ることになったライオダン。退団の裏には様々な不満があったようだ。

デレク・ライオダン
「中国リーグへの移籍はひどかったよ。いずれにしても。正直に言えばすべてがね。僕は飢えていた。飲み物も含めて、すべての食べ物がひどかった。スキャンダラスなものばかりだったんだ。向こうのチームメイトには、よく夕食に連れて行かれたけど、とにかく飢えたよ。同僚のファビオ・フィルマーニもそうだった。彼も、食事にはこりごりしていたね」

「仕方がないから、僕らはいつも、プレーンなパスタにトマトソースとパルメザンチーズをかけて食べることしかできなかった。毎晩だよ? それは辛いものさ(笑)。 それで夜は飢えたまま、裸でプールに行くだけ。食べるものは得られず、酒もなかった」

「サッカーの面でも酷かった。ピッチは芝が長すぎて、雨が降ればあっという間に大きな水たまりができる。フィジオセラピストもいないから、怪我をしたときには鍼治療をするだけ。僕は5ヶ月間で3人の監督の下でプレーしたよ。彼らは、リーグ戦で2位にいたのに解雇されたんだ。そして僕も、5ヶ月間で退団することになった」

(中国行きを後悔している?)
「ああ、もちろんさ。正直に言えば、中国でのプレーや生活は、ゴミみたいなもんだったよ」