セリエA ミラン

ミラン、闘将ガットゥーゾの後任にベンゲル浮上もその背景は?

 ミランは元アーセナル指揮官のアーセン・ベンゲル氏の招へいを検討しているかもしれない。現地時間26日、イタリア紙『La Repubblica』がこれを伝えている。

 ミランは今季ここまでリーグ戦8試合を終え3勝3分2敗、勝ち点12の12位にとどまっており、ユベントスやインテルなど上位クラブから後れをとっている。

 また先週末に行われたセリエA第9節・インテルとのミラノダービーで試合終了間際にアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディにネットを揺らされ、そのまま0-1で敗れていることに加え、試合内容でも乏しいと批判の声があがっている。

 ミラノダービーの結果や試合内容を受けて、国内の複数メディアがジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任し、後任として昨季までボローニャを率いており、現在はフリーの身となっているロベルト・ドナドーニ氏の招へいの可能性を伝えていたものの、同氏の代理人がこの噂を完全否定していた。

 その中、ガットゥーゾ監督の後任候補に今度はベンゲル氏が浮上している模様。同氏が後任候補にあがっている背景としては、ミランが9月中旬にアーセナルのCEO(最高経営責任者)を務めていたイバン・ガジディス氏の引き抜きに成功し、12月1日付でCEOに就任することが決定していることが挙げられているようだ。

 現地時間25日のヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節・レアル・ベティス戦で1-2と黒星を喫したことにより、ガットゥーゾ監督解任の可能性が高まっている中、ミラン首脳陣は今後どのような決断を下すのか注目が集まる。