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ブラジル、イタリア代表入りの近いナポリMF確保へ11月に招集画策か

 ナポリのMFアランの代表招集を巡って、どうやらイタリアとブラジルが争奪戦を繰り広げることになりそうだ。現地時間24日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。

 アランの代表招集を巡っては、ナポリで好パフォーマンスを披露しているにも関わらずブラジル代表に招集されない現状が続いていたことから、イタリア代表の指揮官ロベルト・マンチーニが10月の代表ウィークで招集する可能性を示唆していた。結局招集はされなかったものの、依然として同選手に関心を示しているものとみられる。

 これを受け、ブラジル代表のチッチ監督も11月の代表ウィークでの招集を考慮している模様。ブラジルは現在ナポリに所属するMFジョルジーニョが同国代表ではなくイタリア代表を選択したという苦い記憶があるだけに、同選手の二の舞になることを避けたいと考えているようだ。

 なおアランはブラジル出身であり、現在はブラジル国籍とポルトガル国籍を有している。ただどうやら先祖にイタリア人がいるものとみられ、イタリア国籍も取得可能であるという見方が広まっている。同選手の今後の動向には注目が集まるだろう。