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入団拒否された世界的スーパースターたち

今を輝く世界最高の選手も若手選手時代に挫折を味わっている。『sportskeeda』が特集した「クラブに拒否されたヤングスター」より現役最高峰の5選手をご紹介したい。


ハリー・ケイン

拒否されたクラブ:アーセナル

アーセナルの下部組織に在籍していたハリー・ケインだが8歳で退団。「太りすぎていた」ことが原因だったようだ。

退団の数年後にトッテナムへ入団。プレミアリーグ最高のストライカーまで上り詰めた。通算146得点はクラブ歴代5位の記録であり、歴史に残る選手となった。


アントワーヌ・グリーズマン

拒否されたクラブ:オリンピック・リヨン

グリーズマンは身長が低く、線が細いことを理由にフランスの多くのクラブが入団を拒否された。オリンピック・リヨンもそのうちの一つだ。

フランスのマコネーでプレーしていた際、モンペリエとの試合でレアル・ソシエダのスカウト、エリック・オルアト氏の目に留まったことでソシエダの下部組織入団が決定した。


キリアン・ムバッペ

拒否されたクラブ:チェルシー

2012年、13歳だったムバッペはチェルシーでテストを受けた。しかし、チーフスカウトだったダニエル・ボーガ氏は「ムバッペは才能があるものの、ハードワークしない。守備を打ち破る精神的強さを欠いている」として獲得しなかった。

その後、史上2位の偉業となる19歳207日の若さでワールドカップ決勝でゴールを決めるなど世界最高の若手選手に成長している。


リオネル・メッシ

拒否されたクラブ:リーベル・プレート

グリーズマンと同様、身長が小さすぎるとの理由で多くのクラブから拒否されている。低身長のわずか8歳の少年に月500ポンドを支払うことは出来なかった。当時は原因も不明であったため、リーベル・プレートとしても致し方ない判断だろう。

数年後、成長ホルモンの欠乏症と診断されたメッシに対して、バルセロナは全面的に医療費を支援することを決断。2000年、下部組織に入団し、世界最高の選手へと成長を遂げた。


クリスティアーノ・ロナウド

拒否されたクラブ:アーセナル

アーセン・ベンゲル前監督は2003年にクリスティアーノ・ロナウド獲得のチャンスを逃したことが移籍市場最大の後悔だと述べている。15歳のロナウドをアーセナルのトレーニングセンターへ招待。しかし、当時のアーセナルは彼を獲得する資金が不足していた。

数ヶ月後、マンチェスター・ユナイテッドがスポルティングとパートナーシップを結び、最終的にロナウドとの契約に成功した。

獲得に失敗したのはアーセナルだけではない。リバプールも2003年のU-21トーナメントでロナウドに目をつけて獲得交渉を行なったが、資金面で折り合いがつかず交渉決裂。

SDジェラール・ウリエ氏は「給与の要求がかなりの高額で、チーム内の賃金構造を崩さないためにも獲得できなかった。ドレッシングルームに問題が起きてしまうからね。他の選手が(年下の)18歳に支払う高額な年俸を嫌がるだろう」とコメントしている。