アジア リーグ・アン

元日本代表監督ハリルホジッチ、ナント指揮官就任で32年ぶり古巣復帰

 元日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏は現地時間2日、リーグアン(フランス1部)ナント指揮官に就任することが正式決定した。

 ハリルホジッチ氏は2015年3月にハビエル・アギーレ監督の解任を受けて日本代表監督に就任すると、ワールドカップ・ロシア大会のアジア最終予選で難敵オーストラリアから白星を挙げるなど勝ち点を着実に積み重ね、オーストラリアやサウジアラビアを抑える形でグループ首位通過を果たすとともに本大会出場を決めた。

 しかしロシアW杯出場決定後の国際親善試合での成績不振や一部選手と戦術面などを巡って齟齬(そご)が生じたことにより、ロシアW杯直前に解任という憂き目に遭い、以降はフリーとなっていた。

 一方のナントは今季よりミゲル・カルドーソ監督が指揮を執っていたものの、リーグ戦8試合を終えて1勝3分4敗と6ポイントしか獲得できず19位と降格圏内に沈んでおり、チーム全体の立て直しが急務となっていた。

 この結果を受け、ナント首脳陣はカルドーソ監督と双方の合意のもと契約解除を行い、新たにハリルホジッチ氏を指揮官として招聘(しょうへい)したことを公式発表している。またハリルホジッチ氏は現役時代に1981年から1986年までナントでプレーしているため、今回指揮官として32年ぶりの古巣復帰となっている。