ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコ残留のグリーズマン、バルサ行きとの2択に「難しい決断」

 アトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは今夏の自身の去就問題について振り返っているようだ。現地時間25日、アメリカメディア『ESPN』がこれを伝えている。

 グリーズマンの去就を巡っては、昨秋にバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と同選手の代理人が水面下で交渉を行っていたことが判明。これに対してアトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEO(最高経営責任者)が不快感を露わにするなど、アトレティコとバルセロナが火花を散らす展開となっていた。

 また本人は昨シーズンのラ・リーガ最終節・エイバル戦を前にクラブに対して残留の意思を明言していたものの、エイバル戦後に一部のサポーターからブーイングを浴びたことをショックに感じ、クラブ残留という決断が揺らいでいる可能性があると伝えられるなど、同選手を巡る状況は混とんとしていた。

 その中、グリーズマンは自身の去就問題についてワールドカップ・ロシア大会開幕前に決断する方針を明かすと、ロシアW杯開幕直後にアトレティコ残留を明言。クラブとの契約を2023年6月末まで延長している。

 同選手は「(去就問題で揺れている時期は)気分の良くない時期だった」と振り返ると「これについては私の妻に話した。僕は3時に妻を起こして自分の今後について訊ねようとした。けど妻は僕のことを助けてくれなかったし、僕が何を考えているのか知らない状況だった」と告白。

 さらにグリーズマンは「僕の家族の中では、バルセロナでのプレーを見たいという意見とそうではないという意見で分かれており、決断するのに非常に難しい状況だった」と語り、キャリアとして非常に難しい選択を迫られていたことを明かしている。