セリエA ボローニャ

ボローニャのインザーギ兄、今季セリエA解任第1号の可能性浮上

 かつてユベントスやミランで不動のストライカーとしてカルチョの黄金期を支え、今季よりボローニャで指揮を執っているフィリッポ・インザーギ監督に早くも解任の可能性が浮上しているようだ。現地時間17日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを報じている。

 ボローニャは現地時間16日にセリエA第4節・ジェノア戦で0-1と敗れており、1分3敗の18位と降格圏に沈んでいる。またボローニャはここまでの4試合でゴールネットを揺らすことができず深刻な得点力不足に陥っている。

 これを受けて周囲では早くもインザーギ監督の解任を求める声が上がっているものとみられるが、その後任にはかつてフィオレンティーナやイタリア代表、ガラタサライ、バレンシアなどで指揮を執っていたチェーザレ・プランデッリ氏の名前があがっている模様。

 プランデッリ氏はジェノア戦をスタディオ・ルイジ・フェッラーリスのスタンドから観戦している姿が目撃されている。ただ同氏の息子が今夏からボローニャでフィットネスコーチとして働いている関係でスタンド観戦を行っていたという情報もある。

 昨季とシステムをはじめ大幅な戦術変更を行ったボローニャではあるが、ここ4試合で昇格組のフロジノーネとスコアレスドローで終えるなど低調なパフォーマンスに終わっていることからインザーギへの限界説が唱えられることだろう。