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陸上界の“怪物”ウサイン・ボルト、豪州での練習試合で実戦デビュー

 陸上界で華々しい実績を残し、フットボーラー転向を夢見ていたウサイン・ボルトは現地時間31日にトレーニングマッチで実戦デビューを飾っている。

 8個の金メダルを獲得するなど陸上界の歴史に名を刻んでいるボルトは4月中旬にボルシア・ドルトムントや南アフリカの強豪マメロディ・サンダウンズのトレーニングに参加。また先日はエリテセリエン(ノルウェー1部)のストレームスゴトセトIFのトレーニングに参加するとともに、U-19ノルウェー代表との練習試合にも出場していた。

 また6月にはマンチェスター・ユナイテッドのホームであるオールド・トラッフォードで行われた国連児童基金(UNICEF)主催のチャリティーマッチ「サッカーエイド」に出場し、見事マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されている。

 ただボルトはドルトムントをはじめ、これまでトレーニングに参加したクラブではプロ契約に至らず試行錯誤が続いていたものの、6月にAリーグ(オーストラリア1部)のセントラルコースト・マリナーズに練習生として入団していた。

 そして現地時間8月31日に行われた地元のアマチュアチームとのトレーニングマッチで、背番号「95」を着用したボルトは72分に途中出場を果たし、ファンから大きな拍手が送られている。

 なおボルトは試合後に「今夜はセントラルコースト・マリナーズの一員としてプレーする時間を楽しんだよ。全てのファンに感謝している」と自身のSNSを通じてコメントを残している。