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絶対に移籍したい!強硬手段『練習拒否』を使ったスター選手たち

選手が移籍を希望していてもクラブに拒否されれば、契約の関係上、当然移籍することは出来ない。それでも移籍したい多くのスター選手はこれまで練習を拒否するという強硬な手段を用いて移籍を実現させてきた。そこで今回は移籍実現のために練習拒否をしたスター選手たちをご紹介したい。


ジエゴ・コスタ

移籍元:チェルシー
移籍先:アトレティコ・マドリード

2017年夏、チェルシーに在籍していたジエゴ・コスタは指揮官アントニオ・コンテから「メールで戦力外通告を受けた」として退団を直訴。クラブからの合流要請を無視し、シーズン開幕後も故郷ブラジルから帰国せず(練習拒否)。アトレティコ・マドリードへの移籍を実現させたが、当時補強禁止処分を受けていたため、U-21チームで半年間を過ごしている。


ウスマン・デンベレ

移籍元:ボルシア・ドルトムント
移籍先:バルセロナ

ドルトムントで成長を遂げ、世界最高の逸材として注目を浴びたデンベレ。バルセロナからのオファーに「バルサからのオファーを2回も断れるだろうか。世界最高のクラブに入れるんだ」とクラブに移籍を直訴。ドルトムントはオファーを拒否したものの、デンベレは練習ボイコットという強硬手段を使い、移籍を強引に実現させている。


フィリペ・コウチーニョ

フィリペ・コウチーニョ

移籍元:リバプール
移籍先:バルセロナ

2017/2018シーズン開幕前にコウチーニョはバルセロナへの移籍を希望したが、オファーはクラブによって拒否された。それでもコウチーニョはリバプールのために半年間全力でプレーを続けたが、昨冬の移籍市場でトランスファー・リクエストを提出(練習拒否)。移籍金1億500万ポンド(約162億円)の大金を残してリバプールを去った。


ガレス・ベイル

移籍元:トッテナム・ホットスパー
移籍先:レアル・マドリード

2012/2013シーズンにプレミアリーグのPFA年間最優秀選手、FWA年間最優秀選手を受賞。シーズン終了後にレアル・マドリードへの移籍を希望したが、交渉は難航した。ベイルは期限終了までに移籍を成立させるため、シーズン開幕前にトッテナムの練習合流を拒否。結果的に移籍金9100万ユーロ(約117億円)で移籍が実現した。


ルカ・モドリッチ

移籍元:トッテナム・ホットスパー
移籍先:レアル・マドリード

2012年にモドリッチはレアル・マドリードへの移籍を希望。しかし、クラブはこれを断固拒否した。そこでモドリッチは移籍を求めて練習を拒否、米国へのプレシーズンツアーに参加しないなど強硬な手段に打って出た。クラブはこの行動に対して罰金を科すなど抵抗をみせたが、最終的には4200万ユーロ(約54億円)で移籍が決定した。


セルヒオ・アグエロ

移籍元:アトレティコ・マドリード
移籍先:マンチェスター・シティ

アトレティコ・マドリードのサポーターは、セルヒオ・アグエロに対して苦い思い出を抱いているかもしれない。2010/2011シーズン終了後に退団希望を自身のサイトで発表。希望していた移籍がなかなか実現しないことに苛立っていたアグエロは、地元のラジオ局にも出演。「レアル・マドリード移籍の可能性も十分にある。なぜなら、アトレティコはスペインでの職場に過ぎない」と発言したとされる。


フランク・リベリー

所属:バイエルン・ミュンヘン
移籍実現せず:レアル・マドリード

バイエルン・ミュンヘンで数多くのタイトルを獲得しているリベリー。しかし、2009年に就任したルイ・ファン・ハール監督との関係が破綻。クラブに退団希望を伝え、練習を拒否した。最終的にはクラブ幹部に自身の存在の重要性を説得され残留を決断したようだ。


セスク・ファブレガス

移籍元:アーセナル
移籍先:バルセロナ

2011年に古巣バルセロナへの移籍を希望したセスクだが、アーセナルはサミル・ナスリとセスクの両名を同時に失うことは出来ないと判断。バルセロナからのオファーを拒否した。これに対し、セスクはプレシーズンのトレーニングに参加することを断固拒否。結果的にバルセロナ移籍を実現させている。


ロナウド

移籍元:インテル
移籍先:レアル・マドリード

2002年日韓ワールドカップで得点王に輝く活躍を見せると、レアル・マドリードへの移籍を希望。クラブはこれを拒否したが、練習拒否したことで移籍を実現させた。


カルロス・テベス

移籍元:マンチェスター・シティ
移籍実現せず:ミラン

UEFAチャンピオンズリーグ、バイエルン・ミュンヘン戦の出場を拒否したとしてクラブから罰則を受けるなど関係が悪化。無断で母国アルゼンチンへ帰国すると、練習参加を拒否、クラブとのミーティングも参加しなかった。ミランと個人合意に至っていたが、最終的には条件が折り合わず残留。クラブの公式ページで謝罪を発表した。


ダニエウ・アウベス

移籍元:セビージャ
移籍先:バルセロナ

2007年、セビージャに在籍していたダニエウ・アウベスはUEFAチャンピオンズリーグ予選に参加することを拒否。クラブはもう1シーズン残留を要請したが、最終的にバルセロナへの移籍が決定した。ただ、退団時には涙ながらに「再びセビージャに戻る」と語った。


マテオ・コバチッチ

マテオ・コバチッチ

所属:レアル・マドリード
移籍先:???

出場機会の少なさから昨夏限りでの退団をクラブに改めて伝えたコバチッチ。それまでに3回に渡ってクラブ幹部と交渉に臨んだととみられているが、自身の要望は受け入れられず。練習拒否という強硬手段で移籍を求めた。結果としてマドリードはチェルシーへのレンタル移籍を決断。今夏も去就については不透明だ。