代表チーム エジプト代表

CL決勝で負傷したサラー、当時の心境を告白…ラモスの発言にも言及

 リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが日本時間5月27日に行われたチャンピオンズリーグ決勝戦対レアル・マドリード戦でスペイン代表のDFセルヒオ・ラモスと競り合い負傷したシーンを振り返った。9日、スペイン紙『マルカ』のインタビューで語っている。

 負傷した瞬間サラーは「決勝で途中交代したことは選手人生の中で最悪の瞬間だったよ。W杯欠場も頭をよぎり、とても動揺してしまった。僕たちにとってW杯出場というのは、スペインにとってのW杯優勝と同じようなものなんだよ」とコメントした。

 さらにサラーはラモスの発言についても言及した。記者に、「ラモスはサラーが最初に僕の腕をつかみ、その後に彼は倒れた。彼が負傷したのはもう片方の腕だ」と発言していることについてどう思うかと聞かれたサラーはたまらず「それは面白いね…」とコメントした。

 続けてラモスが「もし痛み止めを打っていたら、サラーは後半もプレーできたはずだ」と発言したことに関しては、「僕を泣かせた人間が、今度は笑わせてくれるというのは素晴らしい。おそらく彼は僕がワールドカップにも出場できると口にするだろうね。彼から連絡はあったけど、僕は良い状態だとは言わなかった」と語った。

 また、心配されているワールドカップへの影響だが「状態は良くなっている。開幕戦のウルグアイ代表との試合に出たいが試合日に近づいたときに自分がどう感じるかによるね」と未だに出場は不透明のようだ。

 さらに、グループステージの結果次第ではラモスらが選出されているスペイン代表との対戦の可能性があることについて「スペインとポルトガルどちらでもいいが、どちらが相手でも難しい試合になる。しかし、何が起こるか分からない。うまくいけば我々も素晴らしいチームになる」とエジプト代表の展望を語っていた。

 そんなエジプト代表は日本時間15日にウルグアイ代表と20日に開催国ロシア代表、25日にサウジアラビア代表と戦う。