プレミアリーグ チェルシー

元チェルシーのジョン・テリー、アストン・ビラ退団発表で現役引退も

 アストン・ビラの元イングランド代表DFジョン・テリーはフットボールリーグ・チャンピオンシップ(イングランド2部)のプレーオフ決勝を終え、今夏のクラブ退団を決断したようだ。31日、イギリスメディア『BBC』がこれを伝えている。

 ジョン・テリーは昨夏にアカデミー時代から在籍していたチェルシーに別れを告げると、「古巣と対戦することはできない」という強い思いが反映する形で、2016年夏にチャンピオンシップへ降格していたアストン・ビラに1年契約で加入。そのアストン・ビラで今季キャプテンとしてリーグ戦32試合に出場しプレーオフ圏内の4位フィニッシュに貢献すると、プレミアリーグ昇格をかけたプレーオフでも3試合全てに先発フル出場を果たしていた。

 ただチームは準決勝2試合でミドルスブラに1勝1分で決勝進出を果たしたものの、日本時間26日深夜に行われた決勝でフラムに0-1と敗れ、惜しくも昇格を逃している。

 テリーは決勝後、自身のSNSを通じて「僕は今日、アストン・ビラと別々の道を歩むことを決断した。この偉大なクラブでキャプテンとしてプレーできたことを誇りに感じている」と冒頭切り出すと、「今シーズン、僕はピッチ内でも外でも自分の持っているものをすべて出し切った。プレミアリーグ昇格を果たせなかったことについて今日でもまだ傷ついているよ」とあと一歩まで迫ったものの、叶えることのできなかったプレミアリーグ昇格への未練を残している。そして同選手はアストン・ビラに対して「常に僕の心の中にある」と語っており、感謝の意を示している。

 またアストン・ビラもクラブ公式サイトを通じてジョン・テリーの退団を発表するとともに、同選手に対する感謝の言葉を並べた声明を出している。なおジョン・テリーの次なる行き先はまだ不透明となっており、現役引退を視野に入れている可能性が取りざたされている。果たして同選手は自身のフットボールキャリアにピリオドを打つこととなるのだろうか。