代表チーム イングランド代表

マンCの元英代表GKハート、キャリア好転へ代理人変更を決断

 ウェストハム・ユナイテッドでのレンタル期間を終え、マンチェスター・シティに復帰した元イングランド代表GKジョー・ハートは自身のフットボールキャリアの転換を図るべく代理人を変更したようだ。29日、イギリスメディア『デイリーメール』がこれを伝えている。

 ハートは長年に渡りシティの正守護神としてチームを支えてきたものの、2016/17シーズンにジョゼップ・グアルディオラ監督が就任し、当時バルセロナに所属していたチリ代表GKクラウディオ・ブラーボを獲得したことにより構想から外れ、2016/17シーズンはトリノ、そして昨季はウェストハムへレンタルで加入している。

 また同選手は過去に2度のワールドカップ出場、そして2度のEURO出場とイングランド代表で輝かしい実績を持っていたにも関わらず、ここ2年間のパフォーマンスが満足するものではないとして、このワールドカップ・ロシア大会ではガレス・サウスゲート監督よりメンバー外を言い渡されていた。

 皮肉にもグアルディオラ監督就任とともに自身のキャリアが大きく暗転したといっても過言ではないほどの苦しい時期を過ごしているハートだが、これまで自身の代理を行っていたアメリカの『ステラ・グループ』からブラジル代表、イングランド代表やリバプール、サウサンプトン、エバートンの顧客でもある『ピッチグループ』への切り替えを決断したようだ。

 なお同選手とシティとの契約は来夏までとなっているため、この夏に放出される可能性が高く、移籍先の候補としてスポルティングCPが挙がっている模様。そのスポルティングCPはポルトガル代表GKルイ・パトリシオがナポリ移籍間近に迫っていると伝えられており、後釜としてハートの名前が浮上しているものとみられる。果たしてハートはこの代理人変更をかつての輝きを取り戻すきっかけにすることができるのだろうか。