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ロシアW杯壮行試合・ガーナ戦メンバー発表で見えた5つのポイントとは…?

ワールドカップ・ロシア大会まであと1カ月と迫る中、日本代表の西野朗監督は今月30日に行われるキリンチャレンジカップ2018・ガーナ戦のメンバー発表を行った。バヒド・ハリルホジッチ監督からの電撃交代後、初の公式戦がロシアW杯へ向けた壮行試合となるだけに、今回の招集メンバーには西野監督のどのような狙いがあるのだろうか。

ガーナ戦招集メンバー27人と本大会メンバー23人の関係

西野監督は「基本的には27人から23人を選ぶという考えは持っている」と述べつつも、再三に渡り追加招集の可能性を示唆していた。また追加招集に関しては、21日から始まるキャンプでのコンディション確認や今週末に控えている国内外のリーグ戦後の状況(負傷など)を加味して行う考えを示している。

メンバー選考の評価軸は…?

会見中に何度も「コンディション」という言葉を発した西野監督であるが、「6月19日に最高のコンディションになるであろう選手たちを招集」を基本的には軸とした上でガーナ戦のメンバー選考を行ったと語っている。
また現時点ではコンディション面に不安を抱えている選手が存在することや国内外のコンディションが揃えにくい状況であることを語った上で、キャンプを通じてコンディションの確認を行い、必要に応じては追加招集を行う考えを示している。
さらに西野監督はまだコロンビア戦に向けてメンバーを固定できていない現状や具体的な戦術イメージを描けていないことを言及しつつも、複数のポジションやシステム、戦術に対応可能であるかどうかという点もメンバー選考の際に考慮していることを明かしている。

本田、香川、岡崎に対する評価

西野監督は前任者ハリルホジッチのもとでは長らくサムライブルーのユニフォームに袖を通していなかった3人に「替えの利かない」という言葉を用いている。
FW岡崎慎司についてはプレミアリーグを舞台に毎試合タイトな試合で戦う中で常に2つ3つ先を見据える思考力やボールを早く動かすプレー、そして献身性を高評価している。また岡崎は怪我の影響を受けているものの、西野監督は同選手が1カ月には万全のコンディションに持って行けると考えているようだ。
また西野監督はMF香川真司を「代表の中で積み上げられたチームにおける中心選手」として評価しているが、こちらに関しては3カ月も試合に出場していないことを踏まえ、キャンプを通じてギリギリまでコンディションの確認を行うものとみられる。
MF本田圭佑についても中南米というまた違った環境で試合に出場している点を評価しており、90分通じてプレーできるかどうかの確認を行う方針を示している。

ハリルジャパンで招集されていた2選手は未招集も…

ハリルホジッチ監督のもとで招集されていたFW久保裕也とFW中島翔哉はこのガーナ戦の招集メンバーに入っていない。
このうち久保に関して、西野監督は5月末までベルギー1部リーグでプレーオフが控えている現状を考慮し、招集を見送ったと説明。現時点では追加招集の可能性があるという考えを示している。
一方中島に関しては、1シーズン通して結果を出した選手であると評価しつつも、サイドアタッカーに特化していることや全体的にサイドのポジションを本職とする選手が多く存在し、チーム全体のポジションのバランスに偏りが出ることを避けるために選出しなかったと語っている。

35人のW杯予備登録メンバーも実質は33人

コンディションを重視している西野監督は、会見の冒頭で「33人から本大会メンバーの23人を選ぶことになる」と語り、2選手がコンディションに問題を抱えていることから選考できない状態にあることを明かしている。
このうち、ガンバ大阪のMF今野泰幸は代表での経験値、実績があると評価しつつも、1カ月での復帰は望めないことから完全に外している。
一方、川崎フロンターレのFW小林悠も会見当日の午前中に全治2週間の負傷を抱えたという旨の連絡を受けたことを明らかにしている。