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元バルサのトルコ代表MF、審判に暴力行為働き“長期”出場停止に

 バルセロナからトルコのイスタンブール・バシャクシェヒルFKにレンタル移籍で加入しているトルコ代表MFアルダ・トゥランは日本時間4日深夜に行われたスュペル・リグ(トルコ1部)第32節・シバススポル戦で審判に対する暴言や暴力行為により、16試合の出場停止処分を科されたようだ。11日、イギリスメディア『SPORT BIBLE』が報じている。

 アルダ・トゥランはこの一戦で1点リードの70分から途中出場を果たすと、チームは後半アディショナルタイムの90+1分にオウンゴールにより同点に追いつかれる。そしてその2分後、同選手は勝ち越しを狙い右サイドからドリブル突破を試みるも相手選手とのマッチアップでボールはタッチラインを割り、副審がシバススポルボールのスローインと判定。これに対し、アルダ・トゥランは判定を不服として副審を突き飛ばすと、レッドカードが提示され一発退場となり、チームも1-1のドローに終わっている。

 これを受け、トルコサッカー連盟(TFF)プロサッカー規律機構(PFDK)は同選手に対して16試合出場停止処分という厳罰に加え、罰金も科すことを決定。アルダ・トゥランは今年1月にエルネスト・バルベルデ監督の構想外となっていたことから2年間のレンタルでイスタンブール・バシャクシェヒルFKに加入していたものの、この長期に渡る出場停止処分により、今年12月までピッチに立てない状況に追い込まれている。

 なおこの事件について現地メディアは、トルコサッカーの歴史においてこれほどまでに長期間に渡る出場停止処分は過去にも例を見ないと伝えているようだ。