ラ・リーガ サガン鳥栖

クラシコでバルサの本拠地カンプ・ノウに今季最多の観客もその人数は…?

 日本時間7日未明に行われた“エル・クラシコ”では、バルセロナの本拠地・カンプ・ノウで開催された今季公式戦の中で最多の観客数が訪れていたようだ。7日、バルセロナの公式サイトが伝えている。

 バルセロナが伝えるところによると、伝統の一戦と謳(うた)われている“エル・クラシコ”に今季は97939人ものファンが詰めかけたものとみられ、これは日本時間3月15日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグ・チェルシー戦の観客数97183人を抜いて、カンプ・ノウ開催の今季公式戦におけるトップの数字となっている。そして試合開始前には「The ball makes us more, Champions」という文字がきれいに浮かび上がったコレオで両チームの選手たちの入場を出迎えている。

 毎年クラシコで大いに盛り上がりを見せることは周知の事実であるが、今季のカンプ・ノウにおけるクラシコでこれだけ多くのファンが詰めかけた主な背景としては、2003/2004シーズンのトップ昇格以降、バルセロナの中盤を支えていたスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが今夏でのクラブ退団を公式発表しており、同選手にとってこの一戦が現役最後のクラシコとなったことが挙げられる。

 なお余談ではあるが、今回のクラシコにおける観客数は日本の都市で例えると、新千歳空港で有名な北海道千歳市やプロ野球・北海道日本ハムファイターズが2軍施設を構えている千葉県鎌ケ谷市などの人口に相当する。またJ1リーグ・サガン鳥栖のホームスタジアムがある鳥栖市の人口が約73000人(2017年2月現在)であることを踏まえると、カンプ・ノウに集う観客数の凄さが理解できるかもしれない。