セリエA ラ・リーガ

レアルの特製シャツのデザインにリバプールファンから批判噴出

 リバプールサポーターはレアル・マドリードがバイエルン戦後に着用した特製シャツのデザインを痛烈批判しているようだ。3日、スペイン紙『マルカ』がこれを報じている。

 マドリードは日本時間2日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ・バイエルン・ミュンヘン戦で2-2と引き分けたものの、2試合合計スコア4-3で決勝進出を果たした。CL優勝候補の最右翼であったバイエルンとの激闘を制したマドリードの選手たちは、試合終了後に「A POR LA 13(13度目のCL制覇へ)」と書かれた特製シャツを身にまとい、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウに集まったサポーターと喜びを分かち合っていた模様。

 しかし決勝でマドリードと対戦するリバプールの一部サポーターからは、この特製シャツにプリントされていた「A POR LA 13」がリバプールへの敬意が感じられないとして怒っている模様。さらに英紙『デイリーミラー』は2004/2005シーズンにイスタンブールで行われたCL決勝・ミラン対リバプールにおいて、前半だけで3点のリードをつけたミランの複数選手がハーフタイムにトロフィーを触りCL優勝を確信したものの、リバプールが後半3点を奪え返しPK戦の末に優勝を果たしたエピソードを引き合いに出している。

 バイエルンに勝利しCL3連覇へ大きく近づいたマドリードだが、対戦相手のリバプールとしてはこの特製シャツをきっかけに13年前に成し遂げた”イスタンブールの奇跡”の再現を狙いたいところだ。