ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アーセナルのレジェンドがリバプールに獲得を進言したGKとは…?

 かつて1991年から8シーズンに渡ってアーセナルに在籍していたイアン・ライト氏はリバプールに対し、アトレティコ・マドリードのスロベニア代表GKヤン・オブラクの今夏獲得を勧めているようだ。18日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 2014年夏にベンフィカからアトレティコへ加入しているオブラクは今季公式戦41試合に出場し、うち25試合でクリーンシートを達成するなど絶対的な安定感を誇っていることからレアル・マドリード、パリ・サンジェルマン、リバプール、アーセナルなどが同選手の動向を注視しているようだ。ただイギリスメディア『ミラー』は同選手とアトレティコの契約には1億ユーロ(約131億円)の解除条項が盛り込まれており、獲得は難しいと伝えられている。

 一方リバプールは現在GKロリス・カリウスとベルギー代表GKシモン・ミニョレが主にゴールマウスを守っているものの、両選手ともユルゲン・クロップ監督を満足させるだけのパフォーマンスは披露できておらず、新守護神の獲得が優先課題となっている模様。

 そのリバプールに対しイアン・ライト氏は今季のプレミアリーグを制したマンチェスター・シティを上回るための今季終了後の補強について「リバプールがシティを超えるためにも、私ならオブラクのような守護神を獲得するだろう。彼はトップレベルのゴールキーパーだし、セーブで勝利に導くことができる」と進言。守護神の補強の必要性を訴えている。

 昨夏はエジプト代表FWモハメド・サラーをはじめ攻撃陣の戦力拡充に大きな力を入れていたリバプールはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でシティを2試合合計5-1で退けており、2004/2005シーズン以来のビッグイヤー獲得へ向けて大きな期待がかかっている。来季について語ることは時期早々かもしれないが、同クラブが来季以降も結果を残すためには驚異的な決定力を前面に持ち出しつつ、安定した守備を継続的に披露しなければならないのかもしれない。