Jリーグ ベガルタ仙台

川崎仙台どちらも譲らず。緊迫好ゲームは0-0の痛み分け

 14日に行われたJ1リーグ第8節、ベガルタ仙台対川崎フロンターレの一戦は0-0の引き分けに終わった。

 元仙台の監督で現日本代表スタッフの手倉森誠氏も視察に訪れたこの一戦。

 前半から多くのチャンスを作った川崎フロンターレ。それに対してベガルタ仙台は堅守をベースにサイドから素早く攻めてゴールに迫った。

 最初にチャンスを迎えたのは仙台。6分、左サイドからの崩しから中野嘉大がクロスを中央へ送るも、ぎりぎりで戻った守田英正がクリアし、仙台はチャンスを逃す。

 その後は川崎が立て続けにゴールに迫る。18分に右からのクロスに家長昭博がヘディングで合わせるもポストに嫌われる。続く25分にも今度は右サイドで抜け出した家長が右足を振りぬくも、またもポストに直撃し得点は奪えない。

 試合は後半に入り51分、攻勢を強める川崎はペナルティエリア内右サイドから、エウシーニョがシュートを放つもわずかに枠の外に。

 仙台はカウンターから中野が仕掛け、川崎を脅かすもなかなかゴール前まで迫ることがでいない。

 緊迫した試合内容に伴って、70分過ぎから小競り合いが頻発。両者ともに気持ちを前面に出したフィジカルコンタクトの激しさが増す。

 攻撃的な選手交代を行い攻め続ける川崎だったが、最後まで仙台の堅守を崩し切ることができず、試合はこのまま終了。

 これにより、川崎は公式戦ここ5試合勝ち星を獲れず、仙台は強豪相手に勝ち点1をもぎ取った。