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PSG、ネイマール不在もモナコ下し今季初タイトル獲得。国内3冠へ一歩前進

 パリ・サンジェルマン(PSG)は日本時間1日未明に行われたクープ・ドゥ・ラ・リーグ(フランス・リーグカップ)決勝でモナコを3-0で下し、今季初タイトルを手中に収めた。

 ブラジル代表FWネイマールを怪我で欠く中、PSGはアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリア、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、フランス代表FWキリアン・ムバッペが先発出場すると、前半開始早々の8分にムバッペがバイタルエリアからキレのあるドリブルで仕掛けるとペナルティエリアで倒されPKを獲得。これをカバーニが沈め、PSGが先制点を奪う。前半から攻勢に出るPSGは21分、カウンターからムバッペがモナコの最終ラインの裏のスペースにパスを出すと、これにディ・マリアが反応。最後は左脚で落ち着いて決め、早くもリードを2点に広げる。

 一方モナコは36分、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオが右サイドからのクロスを頭で合わせネットを揺らすも、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、オフサイドがあったとしてゴール取り消しに遭う。後半に入ると、MFユーリ・ティーレマンスを下げモンテネグロ代表FWステファン・ヨベティッチを投入し反撃を試みるが、PSGが後半も優位に試合を進める。すると試合終了直前の85分、ドリブルで持ち上がってきたムバッペからペナルティエリア内でパスを受けたカバーニがゴール左隅に流し込み3点目を挙げる。試合はこのまま3-0で終了し、見事PSGがフランス・リーグカップを制した。

 PSGはリーグ戦で2位モナコに勝ち点差17の首位に立っているほか、クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)でもベスト4に残っており、国内3冠に向けて一歩前進した格好となった。