現在セリエA3位に位置するローマは21日、チャンピオンズリーグのベスト16でシャフタール・ドネツクと対戦する。ウクライナで行われるこの1戦に向けてローマのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督がUEFAの公式サイトでコメントを発表している。19日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
ローマが欧州レベルで活躍できる実力を持つ、歴史ある強豪クラブであることには疑いの余地がない。しかし、ここ十年間でベスト8からは遠ざかっているのが現実だ。そのため、同監督のこの試合に対する意気込みは極めて慎重だ。
「チャンスは五分五分だと思う。彼らの布陣は素晴らしいものだと認識している。だが私たちもそれに劣っていないはずだ」
「最大限の注意そして集中が必要になるだろう。それは、もちろん技術面や戦術面に関してもだ。相手よりミスを少なくすることを心がけなくてはいけない」
ローマは現在セリエAで3連勝中だ。これは不調であったチームに自信を取り戻させた。それにもかかわらず同監督はこの謙遜に近いコメントを残している。それはシャフタールの実力をしっかりと分析し理解しているからに他ならない。
「シャフタールは、ユベントスと共に現在セリエAの首位を争っているナポリを敗退に追いやったチームであることを忘れてはいけない。しっかりと育て上げられ、確かな目標を持つ素晴らしいチームだ」
このドネツィクで行われるファーストレグのキックオフは日本時間の22日、午前4時45分になる。両チームが全力を尽くす素晴らしい試合に期待したい。
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