ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルン、試合終了間際のレバンドフスキPK弾で劇的逆転。勝ち点積み重ね首位ひた走る

 ブンデスリーガ第23節ボルフスブルク対バイエルン・ミュンヘンの一戦が17日に行われた。

 首位をひた走るバイエルンは来週チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦べシュクタシュ戦を控えているため、FWロベルト・レバンドフスキ、FWトーマス・ミュラーなど主力を温存。一方、怪我で戦列を離れていたMFチアゴ・アルカンタラがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は開始早々動く。8分、ボルフスブルクのショートコーナーからMFユヌス・マリのクロスにFWダニエル・ディダビが頭で合わせ先制。ゾーンマークで対応したバイエルンだったがディダビに上手く前に入られシュートを許してしまった。

 その後はバイエルンがボールを支配するも、なかなかフィニッシュまで行けていない。42分にようやくカウンターから、FWアリエン・ロッペンが抜け出すもオフサイド。結局、決定的チャンスを作れず前半を
終えた。

 ボルフスブルクは前半シュートはゴールの1本のみ。ワンチャンスをものにし、前半をリードで折り返すことに成功した。

 後半もバイエルンがボールを支配47分にはPA付近中央でMFコランタン・トリッソがフリーでシュートを放つもクロスバーの上。

 53分バイエルンはトリッソがPA内で倒されPKを獲得。キッカーはロッペン。向かって左側に蹴るもGKクーン・カステールスがセーブ。58分にはDFラフィーニャのアーリークロスからフリーのトリッソが合わせるもGK正面。立て続けにビックチャンスを決めきれなかった。

 62分、トーマス・ミュラーを投入後、すぐに得点が生まれる。64分、カウンターからミュラーが一人かわして持ち運び、右サイドのロッペンへ。相手DFと競り合いながら右足で上げたクロスにFWザンドロ・バーグナーがヘディングで合わせ同点。バーグナーが移籍後2得点目とのなるゴールでようやく追いついた。

 逆転を狙うバイエルンは79分にバーグナーに代えてレバンドフスキを投入。終了時間が近づくにつれて焦りを見せるバイエルンだったが、後半終了間際にロッペンがPA内で倒され2回目のPKを獲得。キッカーはレバンドフスキが務めた。向かって右側に蹴ったボールはGKカステールスが触るもゴールラインを割り、逆転に成功。

 ロスタイムは4分もボルフスブルクは得点を返せず試合終了のホイッスルを迎えた。

 バイエルンは相手の守備に助けられる形ではあったが勝利をものにし、日本時間21日4時45分から行われるCLべシュクタシュ戦へ向けて弾みをつけた。一方、ボルフスブルクは肝心なところで守り切れず、勝ち点をものにできなかった。また、直近の公式戦10試合で1勝しか挙げられておらず、サポータがボイコットする場面も見受けられた。