アジア Jリーグ

”怪物”平山相太、13年の現役生活に終止符。怪我に悩まされ国見の怪物がスパイクを脱ぐ

 Jリーグ、ベガルタ仙台に所属する元日本代表の平山相太が現役引退をクラブ公式サイトで発表した。

 平山は国見高校時代中心選手としてゴールを量産。大会史上初の2大会連続で得点王という偉業を成し遂げアテネオリンピックアジア最終予選の日本代表に高校生として唯一選出された。その後はプロの世界ではなく筑波大学に入学。しかし、大学を休学し2005年にオランダのヘラクレス・アルメロに移籍も言葉の壁を越えられず1年で学業との両立が出来るFC東京に移籍。その後11年在籍したが昨年ベガルタ仙台へ完全移籍をしていた。

 そんな平山は公式サイトで引退理由を「度重なるけがのため、現役から退き、引退することを決断いたしました」とコメント。続けて「開幕前の大事な時期にクラブに迷惑を掛けてしまうことを申し訳なく思っています。また、決断を尊重してくれたことに感謝しています」と語った。

 また11年間在籍したFC東京に対して平山「11年間在籍しましたFC東京には、自分の家のような感覚を持っています。喜び、楽しさ、悔しさ、悲しみ、たくさんの思い出があります。多くの方々との出会いも宝物です。2010年にJ2降格が決定し、絶望感の中にいる状況でも応援し続けてくれたファン、サポーターのみなさまの言葉が今でも忘れられません。これからもFC東京は強くなり、大きくなると思っています」と長年お世話になったクラブに向けてコメントを残した。