セリエA フィオレンティーナ

チャルハノール、暴行罪の免訴決定。告訴していた元ガールフレンドが虚偽供述認める

 昨年12月30日に行われた前節のミラン対フィオレンティーナ戦でトルコ代表のMFハカン・チャルハノールは得点をあげミラン敗北の危機を救っている。そして私生活においても同選手の抱えていた一つの大きな問題が解決している。4日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

 同選手は当初は期待されていたプレーを見せられず放出候補の一人であると報道されていた。なかなか活躍できず、同選手にとってそしてクラブにとっても苦悩の日が続いた。この1点は精神的な面で言っても同選手にとってとてもうれしい事であろう。

 そして私生活においても同選手の悩みの種がなくなった。チャルハノールは2014年に歌手の元ガールフレンドに暴行罪そして脅迫で告訴されていた。確かに二人は交際していた。しかし彼女の訴えによると彼女が妊娠し、同選手が堕胎を強制し交際が終わったというのだ。

 この元ガールフレンドは25万ユーロ(約3400万円)の損害賠償を請求していた。しかし裁判が進むにつれて彼女の供述が虚偽の物であることがわかった。まず第一に彼女は妊娠をしたことはなかった。そしてもちろん暴行そして脅迫の事実もなかったのがわかっている。

 その結果同選手の免訴が決定している。そしてその逆に彼女は名誉毀損そして虚偽供述の罪に問われる可能性があった。しかし最終的には司法取引を結び70時間の社会奉仕をすることで決着がついている。

 このようにチャルハノールは選手としても私生活でもその“厄”を落とした。悩める名門のミランを救う“英雄”になれるようこれからの同選手の活躍に期待したい。