ラ・リーガ バルセロナ

明日に迫ったクラシコ、最強はどちらか。レアルとバルサの歴代ベストXI対決

いよいよ23日に迫ったエル・クラシコ。マドリードに勝ち点8差をつけている首位バルセロナはここでさらに突き放し首位を独走したいだろう。逆にマドリードはこれ以上引き離されるわけにはいかず、是が非でもホームで勝ち点3が欲しいはずだ。今回は前哨戦として両チームの歴代ベストXIをご紹介する。

マドリードGK:イケル・カシージャス

1999/2000シーズンにトップチームデビューを果たしたカシージャスはマドリードで500試合以上に出場している。デビュー年には最優秀新人選手に贈られるブラヴォー賞を受賞。2015年にポルトへ移籍するまでマドリードの絶対的守護神として君臨し続けた。歴代最高のゴールキーパーと呼び声高い。

バルサGK:ビクトル・バルデス

1994年に絶対的守護神であったアンドレ・スビサレッタが退団して以降、長らくGKに悩まされていたバルセロナ。そこに現れたのが下部組織出身のバルデスだ。2002年からトップチームで活躍。要所要所でビッグセーブを見せ、2009年には三冠達成に大きく貢献する。

マドリードDF:ミチェル・サルガド

セルタ下部組織出身のサルガドは1999年にマドリードに加入する。銀河系軍団と呼ばれた当時のチームではマケレレと共に献身性を見せ陰からチームを支えた。加入初年度にチャンピオンズリーグのタイトルを獲得するなど数多くのタイトルをマドリードに導いた功労者だ。

バルサDF:ダニエウ・アウベス

2008年に当時のSBとしては史上最高額の移籍金でバルセロナに加入した。2014年には人種差別的な意図でピッチに投げ込まれたバナナを拾い上げ食べ、そのままプレーに戻るという同選手の陽気さが垣間見える出来事も起きた。プレーも超1流でオーバーラップのタイミングの良さや、クロスの制度は歴代の選手の中でも屈指のクオリティだ。

マドリードDF:セルヒオ・ラモス

クラブのレジェンドであるフェルナンド・イエロの背番号4を引き継いだラモス。2005/2006シーズンにCBとしてマドリードデビュー。その後はミチェル・サルガドの後を継ぎ右サイドバックでもプレーしている。2015/2016シーズンからはカシージャスからキャプテンマークを引き継ぎ、チームの中心選手としてマドリードを支えている。

バルサDF:カルレス・プジョル

バルセロナ史上最高のDFと名高いプジョル。バルセロナ下部組織出身で引退までバルセロナのシャツに袖を通してきたこともあり、サポーターからの人気も非常に高い。現在はバルセロナのフロント入りを果たし、引退後もクラブのために尽力している。背番号5は名指しで指名を受けたセルヒオ・ブスケツが引き継いでいる。

バルサDF:フェルナンド・イエロ

187センチと高身長で空中戦に強く、足元の技術も兼ね備えていたイエロ。銀河系政策により新旧選手が入り乱れるマドリードをキャプテンとしてまとめ上げた。状況を理解する能力やフィード力にも長けており、攻撃ん未参加する選手が多いマドリードの守備を底から支えてきた。人望が厚くサポーターからの人気も非常に高い選手だった。

バルサDF:ジェラール・ピケ

現在バルセロナのDF陣をけん引するピケはバルセロナへの愛が強いことで愛られている。2008年にマンチェスター・ユナイテッドからバルセロナへ復帰を果たすとプジョルやラファエル・マルケスらと共にCBとして出場し始める。バルセロナでの出場試合数は200を超えており、名実ともにチームの中心選手となっている。

マドリードDF:ロベルト・カルロス

サルガドが守備で貢献するタイプのSBなのに対して、R・カルロスは攻撃で真価を発揮する。R・カルロスからのクロスでラウル・ゴンザレスはどれだけのゴールを決めてきただろうか。それだけではない、同選手にはえげつない威力を誇るキック力があり、悪魔の左足としておそれられた。歴代最高のSBとの呼び声も高い。

バルサDF:セルジ・バルフアン

バルセロナの下部組織出身のセルジは1993年にトップチームデビューを果たす。絶対的なレギュラーとしての地位を確保し250試合を超える出場数を誇っている。リーグ優勝3回、コパ・デル・レイ2回など数多くのタイトルをクラブにもたらした。

マドリードMF:クロード・マケレレ

銀河系軍団を陰から支えてきたのは間違いなくマケレレだ。攻撃的なチームの中で懸命に走り、相手の攻撃を積み続けてきた。プレースタイルは「マケレレロール」と呼ばれるなど、いかに突出した存在だったかがわかる。マケレレ退団後のマドリードは失点が目に見えて増加し、依存度が浮き彫りになった。

バルサMF:セルヒオ・ブスケツ

プジョル引退後に背番号5を引き継いだブスケツは2014/2015シーズンに三冠を達成するなど、最強を誇ったバルセロナでアンカーとして中盤を支配した。キープ力、展開力、ディフェンス、どれをとっても超一流でバルセロナに欠かせない存在となった。グアルディオラ氏が当時のサッカーを志向できたのもブスケツの存在が大きいといわれている。

マドリードMF:ジネディーヌ・ジダン

ユベントスから2001年に当時の最高額移籍金でマドリードに加入したジダン。豪華なタレントを擁し銀河系と呼ばれたクラブの中にあっても、一際輝くプレーをみせていた。プレーしたすべてのリーグで最優秀選手賞などを総なめにするなど、稀代の才能を見せつけた。1998年にはバロンドールを受賞している。

バルサMF:シャビ

バルセロナ下部組織出身のシャビは1998年にトップチームデビューを果たすと2015年の退団までに500試合以上に出場した。高度なサッカーを展開するバルセロナの中で司令塔として指示を送り、的確な状況判断でボールを配給するなど、チームにとって欠かせない選手だった。イニエスタとのコンビはサッカー史上最高の組み合わせとの呼び声も高い。

マドリードMF:ルカ・モドリッチ

2012年にトッテナム・ホットスパーからマドリードへと加入したモドリッチ。移籍初年度は思うような活躍ができずにサポーターから批判されたこともあるが、プレーで黙らせている。現在はマドリードの攻撃の中心として躍動。1人で相手DFブロックに偏重を生ませるなどプレーは圧巻だ。2017年からは背番号10をつけている。

バルサMF:アンドレス・イニエスタ

バルセロナ下部組織出身のイニエスタは2002年にトップチームデビューを果たす。デビューから安定して良いパフォーマンスを見せ、スタメンに定着する。シャビがパスで相手を翻弄するならイニエスタはドリブルだ。独特なドリブルで相手守備ブロックを混乱に陥れ、味方にスペースを提供する。

マドリードFW:ラウル・ゴンザレス

1994年にマドリードのトップチームデビューを果たしたラウル。下部組織出身ながら、後からどんどん参入してくる銀河系タレントに負けずスタメンを守り通した。抜きんでたスピードや、強さがあったわけではないがタイミングの良さとゴールセンスで得点を量産した。

バルサFW:リオネル・メッシ

史上最高の選手と呼び声高いメッシもベストイレブンに欠かせないだろう。バロンドールを5回獲得しており。名実ともに最高峰の選手だ。独特なリズムのドリブルにDFは翻弄され、なすすべなく置き去りにされてしまう。決定力も神通力的なところがあり、左足を振りぬくとボールはゴールへと吸い込まれる。

マドリードFW:アルフレッド・ディ・ステファノ

「金髪の矢」の愛称で得点を量産したマドリードのレジェンドだ。強豪とは呼べないクラブを史上最高のクラブへと成長させた一人でもある。2度のバロンドール受賞に加え、1989年には歴代最優秀選手としてスーパーバロンドールを受賞している。2008年に発足したUEFA会長賞の初代受賞者としても知られている。

バルサFW:ロナウド

歴代最高のFWとの呼び声も高いロナウドはバルセロナで一躍注目を浴びることとなる。ケガの多いキャリアだが、歴代最高と呼ばれるのは瞬間最大風力が凄まじいからだ。2年連続でバロンドールに選ばれた際には「フェノーメノ」(超常現象)とマスコミを中心にあだ名がつけられるほどだった。

マドリードFW:クリスティアーノ・ロナウド

メッシと並び現役最高の選手と呼ばれることが多いC・ロナウド。ユナイテッド所属時など若いころはドリブラーとしての印象が強かったが、現在は世界屈指のストライカーへとシフトチェンジしている。ロナウドもメッシと同じく5回のバロンドールを獲得している。

バルセロナFWヨハン・クライフ

ペレ、ベッケンバウアー、ディ・ステファノ、マラドーナらと並び20世紀を代表する選手と呼ばれている。フィールドをポジションではなくスペースから考える「トータルフットボール」の体現者として知られている。バルセロナの監督に就任してからはリーガ4連覇を達成するなど、指導者としても成功を収めている。

名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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