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元チェコ代表のロシツキーが現役引退を発表「体がプレーを拒否した」

 元チェコ代表のトマーシュ・ロシツキーが現役引退を発表した。20日、母国チェコで行われた記者会見でコメントを残している。

 ロシツキーはスパルタ・プラハで1998年にプロ選手としてのキャリアをスタートさせた。2001年にはドイツの名門ボルシア・ドルトムントに移籍。2003年には活躍が母国でも認められ、チェコの記者投票により選出されるゴールデン・ボール賞を受賞している。2006年にアーセナルへと移籍を果たすと、中心選手に。アーセナルで247試合に出場した同選手はアーセナルで2度FAカップを勝ち取っている。

 ロシツキーは会見の中で、引退について言及している。

「引退が近づいていることは知っていた。試合への準備がどんどん難しいものになっていった。私の心はプレーしたがったが、体がそれを拒否した。最近は私の心も体と同じように拒否したんだ。私は素晴らしいサッカーのキャリアを持てた。私はサッカーが大好きだった」

 ロシツキーはチェコ代表としても活躍。105試合に出場し23ゴールを記録。EURO2012ポーランド・ウクライナ大会ではチームのキャプテンを務めあげた。