ワールドカップ 代表チーム

スウェーデンがホームでイタリアを撃破。3大会ぶりのW杯出場に前進

 現在欧州では来年ロシアで開催されるワールドカップ本大会出場をかけたプレーオフが各地で行われている。現地時間11月10日、スウェーデン代表がホームでイタリア代表を迎え、プレーオフ1stレグが開催された。

 スウェーデンはプレーメーカーでもあるライプツィヒに所属するエミル・フォルスベリを中心に戦い、イタリアはラツィオに所属する現在セリエA得点ランキング首位のチーロ・インモビーレ、トリノに所属するアンドレア・ベロッティ、パリ・サンジェルマンに所属するマルコ・ベッラッティ、ユベントスの守護神ブッフォンといった名立たるメンバーで迎え撃った。

 前半4分、フォルスベリがペナルティーエリアからやや離れた場所から直接FKで狙うも枠を外れてしまった。その2分後、イタリアのDFマッテオ・ダルミアンが上げたクロスにベロッティがヘディングで合わせるも、僅かにポストの外に外れた。

 前半25分、仲間が落としたボールをペナルティーエリア外からフォルスベリが曲げて狙うもゴールポスト右側に外れてしまった。その3分後、ベッラッティがファールを犯して主審からイエローカードを提示されてしまい、累積警告により次戦ホームで戦う2ndレグに出場することが不可能となってしまった。その後、特に両チーム共に目立った動きはなく、前半終了を迎えた。

 後半3分、イタリアのカンドレーバがショートコーナーからカットインしてゴールを脅かすもGKに阻まれた。流れはイタリアに傾いていると思われていた後半16分、ついに均衡が破れる。ロングスローをスウェーデンのトイヴォネンが頭でそらし、ヨハンソンが右足でシュート。イタリアDFに当たったボールがブッフォンの逆に転がり、スウェーデンが先制に成功する。

 何としてでも追いつきたいイタリアはベロッティを下げてエデルを投入。一気に攻撃モードに切り替わるイタリアは後半25分、ダルミアンがペナルティーエリア外から強烈なシュートを放つもポストに直撃、惜しくも同点弾とはならなかった。

 更に畳みかけるイタリアは中盤のベッラッティを下げてナポリに所属するFWロレンツィオ・インシーニェを投入。するとそのインシーニェが後半32分にロングレンジから狙うも外れてしまう。そのままアディショナルタイムに突入し、イタリアが猛攻を仕掛けるも実らず。試合終了の笛が鳴り、スウェーデンが先勝した。

 ロシア行きがかかる注目の2ndレグはイタリアホームで行われ、日本時間11月14日朝4:45キックオフの予定となっている。