セリエA ミラン

中国資本で目覚めた名門ミラン。今夏の大型補強まとめと今後の展開を紹介

補強3号:リカルド・ロドリゲス

リカルド・ロドリゲス 写真提供:acmilan.com

前所属:ボルフスブルク
移籍金:1800万ユーロ(約23億円)
昨季成績:公式戦24試合出場2ゴール3アシスト

 レアル・マドリードやバルセロナも獲得を狙っていたリカルド・ロドリゲスだったが、ミランが今夏“1回目”のサプライズ移籍を実現させた。同選手は主戦場としており、今季はブンデスリーガ出場24試合で2ゴール3アシストを記録している攻撃にも長のある左サイドバックだ。

 しかしながら、サイドバックだけではなく3センターバックの一角としてもプレーできるユーティリティ性がモンテッラ監督の評価につながっているとみられている。様々な布陣を使い分ける同監督にとっては最適な人材というわけだ。

補強4号:アンドレ・シウバ

アンドレ・シウバ 写真提供:acmilan.com

前所属:ポルト
移籍金:3800万ユーロ(約49億円)
昨季成績:公式戦44試合出場21ゴール8アシスト

 ミランが今季の目玉補強の一人として連れてきたのがクリスティアーノ・ロナウドの後継者ことアンドレ・シウバだ。C・ロナウドが同選手を高く評価しレアル・マドリードに獲得を進言したとまで言われる逸材で、恵まれた体格と創造性を持ち合わせている。

 典型的なセンターフォワードとしてもプレーできるが、ポジションを落としてからのスルーパスにも定評がありアシストも期待選手でもある。ポルトでは背番号10番を背負っていたこともあり、今季のミラン10番候補の一人だ。移籍金はミランの歴代2位となる3800万ユーロ(約49億円)。同胞であるマヌエル・ルイ・コスタに次ぐ価格で、フィリッポ・インザーギ、アレッサンドロ・ネスタ、カルロス・バッカをも凌ぐ高額移籍となった。

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