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ブンデス王者は5連覇でも満足せず。成長著しいRBの存在と危機迫るドルトムント

著者:キム・デンプフリング

 ドイツ・ブンデスリーガ2016/17シーズンはバイエルン・ミュンヘンの優勝に終わった。リーグ王者の座を他クラブに明け渡すことなく、5シーズン連続となる優勝を果たした。しかしながら、カルロ・アンチェロッティ監督はこの結果に満足していない。バイエルンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、DFBポカールのタイトルを逃しており、いずれも決勝進出すらできなかった。ポカール準決勝でボルシア・ドルトムントに敗れた後、CL準々決勝で2試合合計クリスティアーノ・ロナウドの5得点の活躍によりレアル・マドリードに敗れている。

 アンチェロッティ監督のこれまでの実績はよく知られていることだ。あのジョゼップ・グアルディオラ前監督でさえも勝ち獲れなかったCLタイトルを勝ち得るためにアンチェロッティ監督を招聘しただけに、今季チャンピオンズリーグのタイトルを獲得できなかったことに落胆する人たちも少なくはない。ミュンヘンの人々は、2013年にユップ・ハインケス監督の下でブンデスリーガ、ポカール、CLの三冠を成し遂げた時のような歓喜の時を待ちわびている。

 アンチェロッティ監督は就任初年度にはCEOカール=ハインツ・ルンメニゲ氏の期待に応えることができなかった。来季CL優勝を果たせるかどうか注目である。バイエルンにとっても今季は決して成功と呼べるものではなかった。来季はおそらくより厳しいものとなるだろう。フィリップ・ラームとシャビ・アロンソはともに今季限りで引退を迎えるがチームが若返るというわけではない。ラフィーニャ(31)、アリエン・ロッベン(33)、フランク・リベリー(34)、マヌエル・ノイアー(31)の4選手は既に30歳を越えており、ジェローム・ボアテングとハビ・マルティネスも来年で30歳となる。バイエルンはブンデスリーガで最高齢のチームとなっており、すでに遥かに若いRBライプツィヒに苦しめられている。

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