【F1】ペスカドーラ町田の山本敏彦代表取締役社長のコメントまとめ 「笑顔と感動を届けられるチームを目指す」

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[2.9 F1第32節 町田 2-2 大阪 駒沢屋内]
Fリーグ・ディビジョン1は9日、第32節の4試合を行い、第4試合ではペスカドーラ町田とシュライカー大阪が対戦した。この試合は、AbemaTVで放送され、放送席では、ペスカドーラ町田の山本敏彦代表取締役社長(実行委員)とシュライカー大阪の吉岡博正実行委員代理が解説を行った。

解説業は初めてという山本氏は、試合に向けて「残り2試合のうちの1試合。ペスカドーラらしい試合をお届けできたらいいなと思います。現在、若手とベテランの混合したチームができていると思うので、その連携を見てほしいと思います」と、見どころを語った。

今シーズン、FPクレパウジ・ヴィニシウスを補強した町田だったが、上位3クラブに与えられるプレーオフ進出を逃してしまった。

気持ちを切り替えるのが難しかったのではないかと聞かれた山本氏は、「前回の試合で、ホーム最終戦を終えました。多くの皆様に集まっていただき、1800人を超えるお客様に来てもらいました。当初予定していたプレーオフ進出、目指していたリーグ優勝には叶わないことになってしまいましたが、最後まで応援してくださったみなさん、AbemaTVをご覧の皆様を含め、『感謝』という2文字をキーワードに、この2試合を最後まで楽しんでいただけたらと思っています」と、チームを支えている人たちのために、この2試合を戦おうと話したことを明かした。

そして、「多くの皆さんに笑顔と感動を届けられるチームを目指していくことをテーマにやってきました。順位は残念な結果ですが、まだ4位、5位を湘南とも争っています。最後に多くの感動、笑顔を届けられるように頑張っていきたい」と、この試合でも勝利にこだわる強い姿勢を見せた。

今季、新加入したヴィニシウスについて、「やはりうちの選手の中では一番得点を決めてくれている。課題の得点というところでは貢献してくれた」と話す。

また、41歳となるFP金山友紀についても「彼はミスターペスカドーラといってもいいくらい、長い間にわたってチームに貢献してくれている選手です。若手への影響も大きい。やはり彼のような選手はすごく大事だと思っています」と、重要性を語った。大阪のFP小曽戸允哉がストイックだったという話が、大阪OBの永井義文から出ると「小曽戸選手のストイックな話もありましたが、うちの金山もそうで、長く続けられる選手は、本当に自分に厳しい選手じゃないとダメだと個人的には感じています」と、チームで良い手本となっていることを強調した。後半にも金山の話題になった時は、若手選手への技術の伝え方も称賛した。

また、FP室田祐希が持ち味であるテクニックを生かしたプレーを見せた際には、「彼のプレーはいつも楽しみにしています。ドリブルとシュートにすごくこだわっている選手で、練習から積極的に仕掛けています」と紹介。そして、彼が日本代表で見せたヒールリフトでのゴールについても「初めて見たくらい、こんなトリッキーなプレーをするんだ。人間の体ってこんな動きをするんだと驚いたくらいでした。今季は苦しい試合が続き、なかなかそういうプレーを見せられませんでしたが、今でも練習ではしょっちゅうそういうプレーを見せています。今日もそういうプレーを狙っているのではないかと思っています」と、プレーオフ出場権を争うプレッシャーから解放され、のびのびとしたプレーを見せることを期待した。

2点リードの後半、相手に攻め込まれている時間帯には「もっともっと攻撃していかないといけない時間帯だと思う」と話し、この試合を負傷で欠場したFPアウグスト、FP森岡薫がスタンドで観戦しているシーンが映ると「今年は負傷者にも苦しみ、一人が治ったら、また次の選手が負傷する。監督も難しかったと思う」と、故障者が多く出たことを嘆いた。

後半17分まで、うまく試合を進めていた町田だが、パワープレーを開始されるとすぐに失点した。さらに「守り切りたい」と話した山本氏だったが、チームは後半20分にパワープレーから2失点目を喫して同点に追いつかれた。

ハイライト映像を見終えた山本氏は、「良い試合でしたが、勝てなかったのが残念です」と、勝ち切れなかったことを悔しがった。