【F1】Fリーグ選抜 渡邊正人Fリーグ総務主事のコメントまとめ 「浜松にはF1クラブの意地を見せてほしい」 リーグのレギュレーションなどにも言及

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[2.10 F132F選抜 1-1 浜松 駒沢屋内]
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リーグ・ディビジョン110日、第32節のFリーグ選抜とアグレミーナ浜松の一戦を行った。試合は、AbemaTVで配信され、Fリーグ総務主事の渡邊正人氏と、アグレミーナ浜松の取締役Fリーグ実行委員の寺田順通氏が、この試合の解説を務めた。

Fリーグ選抜の運営にも携わっている渡邊氏は、「53日に選手たちが招集されて、開幕まで1カ月準備をしましたが、毎日2度の練習をやって第1クールで3勝挙げたことが自信につながったと思います」と、今季ここまで9勝を挙げているチームについて語っている。

また、あらためてFリーグ選抜が結成された理由を振り返り、「日本代表が2016年のW杯予選で敗退し、リーグ全体で日本代表のサポートをしないといけないということになりました。若手選手の育成・強化が大事だろうということで、小倉純二CEOを中心に全クラブの実行委員の合意のもと、Fリーグ選抜を結成しました。リーグ全体で若手の底上げをしようという話をしましたが、この32節の間にFリーグ選抜に入っていない選手も、各クラブで出場機会を得て成長した若手もいます。リーグ全体で若手育成が進められたかなと思います」と、今季は全体的に若手が成長したと話している。

Fリーグ選抜は、スポンサーからの支援に加え、Fリーグ各クラブからリーグに出されている予算を使い、運営されていることも明らかになった。

シーズン終了後、今季のFリーグ選抜の選手たちがどうなるのかという質問については、「Fリーグ選抜の選手たちは一度、所属クラブに戻り、各クラブで登録されたり、他クラブへ移籍したりすることになっていくと思います」と、答えている。

サポーター席には、Fリーグ選抜のユニフォームを着た人が多くいるが、事務局に対して多くの問い合わせがあり、それに対応する形でサプライヤーに相談してユニフォームが販売されることになったという。

今季のFリーグ選抜の活躍を受け、来季のFリーグ選抜のセレクションに、多くの選手が受けに来ている。どのような環境で過ごしているかが気になるところだが、渡邊氏は、「練習環境は、名古屋オーシャンズさんが自前でアリーナを持っているので、調整していただき、オーシャンアリーナで一日2度の練習をする機会を与えてもらいました。練習以外でも、寮の完備も名古屋にサポートしてもらっています。現在は一部屋に2人ずつ選手が入っていますが、それぞれに生活をしていかないといけない。掃除、洗濯を自分たちでやりながらやってきています」と、どのような日常生活を送っているかを伝えている。

リーグの運営にも携わっている渡邊氏には、来季のリーグのレギュレーションについても多くの質問が寄せられた。ホーム&アウェーの22試合制にすべきという案は、実行委員会でも議題になったことを明かした渡邊氏は、「レギュレーションは固定をといけない」と言いつつも、試合数を減らすことは否定的だった。

W杯が終わるとテクニカルレポートが出ます。それによれば、W杯に出場する各国の代表選手、たとえばスペイン、ブラジルの選手たちはリーグ戦と代表のゲームを合わせて、年間5060試合を戦います。ホーム&アウェー制にして、12チームで各22試合では、世界に勝てるのか。実行委員会でも意見が出ましたし、22節でレベルの高い試合が続けば良い結果が出るかもしれませんが、レベルが高い試合が毎試合できることが必要ですし、それは日本協会からも意見が来ています」と説明した。

試合は、FP新井裕生のゴールが残り9秒で決まり、F選抜が1-1に追いついた。明日、最終戦を戦うFリーグ選抜には「1クールごとに成長してきました。明日、集大成として成果を出してほしいと思います」と、エールを送った。一方、新井の所属元となっている浜松は、今季のリーグ最下位が確定。入れ替え戦に回ることになったが、「新井裕生には来季、浜松で頑張ってほしい」と言い、浜松にも「今日も素晴らしい戦いを見せていた。F1クラブとしての意地を見せてほしい」と、入れ替え戦での勝利を期待するコメントを残した。