
JリーグYBCルヴァンカップが3月20日に開幕し、前回王者のJ1の名古屋グランパスはアウェイでJ3のテゲバジャーロ宮崎と対戦した。試合は両チームともにゴールを奪えず、0-0のまま延長戦へ突入。延長前半8分にMF菊地泰智が先制ゴールを決め、その後もFW浅野雄也が2点を追加し、3-0で名古屋が勝利を収めた。
しかし、J1リーグで最下位の上、J3クラブを相手に90分間で決着をつけられなかったことに対し、名古屋サポーターの間では不満の声が噴出。SNS上では「90分で決めないといけない試合だった」「リーグ戦だったら引き分け」といった厳しい意見が相次いだ。特にチームの戦い方に疑問を抱く声が多く、「このサッカーに積み上げが見えない」「J1のレベルではビルドアップが脆弱すぎる」といった戦術面への批判が目立った。
また、勝利したとはいえ、名古屋の長谷川健太監督と山口素弘GMの解任を求める声も依然として強まっている。「勝っても解任が一番いい」「ハセケン、GM、今までありがとう」「快勝とか勘違いしないで辞任してくれ」といったコメントが並び、「負けていたほうが解任の可能性があった」と皮肉る投稿も見られた。
さらに、「現状、J3で7位くらいの力しかない」「来年J2に落ちたら一年で戻るどころか、さらに降格する可能性もある」とチームの現状を厳しく分析する声も。この勝利をポジティブに捉えようとする意見も一部にはあるものの、全体のパフォーマンスに対する不満が根強いことは明らかだ。
J1リーグでは第6節まで未勝利が続く名古屋だが、次のリーグ戦(3月29日対横浜FC)でどのような結果を出せるのか、長谷川監督の采配に注目が集まる。
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