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横浜FMロペス、C大阪レオ・セアラ獲得断念で…元浦和・新潟FW巡り争奪戦

レオ・セアラ 写真:Getty Images

 かつてアルビレックス新潟や浦和レッズに在籍していたブラジル人FWラファエル・シルバは、2024シーズン限りでブラジル1部クルゼイロを退団。移籍金ゼロで獲得可能ということもあり、複数クラブが同選手の獲得を狙っているが、背景にはFWアンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)やFWレオ・セアラ(セレッソ大阪)の去就があるようだ。

 現在32歳のシルバは、2023年末に韓国1部・全北現代を退団し、クルゼイロへ加入。2024シーズンはブラジル1部リーグ開幕戦から9試合続けてスタメン出場も、ハムストリング負傷等により長期離脱。10月26日開催のブラジル1部リーグ戦で復帰したものの、試合開始3秒後、ボールとは関係ないところで相手選手に肘打ちして一発退場となった。

 試合開始から3秒と「世界最速退場記録」の樹立で話題を呼んだ後、再びコンディション不良により戦列を離れたこともあり、クルゼイロを去ったシルバ。ブラジルの移籍市場に詳しいフェリペ・シウバ記者が12月24日に伝えたところによると、すでにスポルチ・レシフェ、ECヴィトーリア、ミラソウFCが選手サイドに接触。Jリーグ再挑戦の可能性には触れていないが、数週間以内に決断を下すという。

 ブラジル1部昇格組のスポルチ・レシフェには、以前から横浜F・マリノス所属FWアンデルソン・ロペスの獲得を狙う可能性が報じられているが、同選手は横浜FMとの契約延長に向かっている模様。

 ヴィトーリアはFWレオ・セアラの獲得で個人合意も、セレッソ大阪との交渉が破談に。ブラジルメディア『グローボ』が18日に伝えたところによると、C大阪が一貫して1800万レアル(約4億5000万円)の契約解除金支払いを求めたことにより、ヴィトーリアは獲得を断念。は鹿島アントラーズへの移籍が決定的であるレオ・セアラから、ラファエル・シルバにターゲットを切り替えた可能性も考えられる。