『週刊新潮』で性加害疑惑が報じられたものの、不起訴処分となったMF伊東純也(スタッド・ランス)は、2024年9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で日本代表に復帰。AFCアジアカップ開催期間中の代表離脱後には、代表メンバー選考におけるスポンサーの関与を疑う声が挙がっていたが、一部のスポンサーがこうしたネット上の声を否定している。
2024年1月のアジアカップ以来、およそ8か月ぶりの代表メンバーに名を連ねた伊東。これまで同選手の代表復帰を願う声が挙がっていたほか、「スポンサー絡みで代表から外れているのでは?」「JFAはスポンサーよりも伊東選手を守って」といったコメントも。日本サッカー協会(JFA)の姿勢や対応に、否定的な意見も挙がっていた。
テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで9月3日に公開されたサッカー番組『サカろう』には、カタールW杯の代表メンバーであるGK権田修一(清水エスパルス)や、ホテル業界大手『アパグループ』の社長兼最高経営責任者(CEO)を務める元谷一志氏が出演。
番組の冒頭、番組MCの桑原学アナウンサーが元谷氏に「メンバー選考とか、誰が10番を背負うかとか、スポンサーが口を出して決めているんじゃないかという声を、ネット上でよく目にするけど、正直なところあるのか」と切り込む。
すると元谷氏は「(JFAに対して)私は全く言ってません。アパ枠は無いです。明確に否定させてください」と力強くコメント。出演者からは「一番良いスポンサーのあり方ですね。支援はして口は出さない」と、称賛の声が挙がった。
JFAナショナルチームパートナーとして、昨年3月から2026年12月までの複数年契約を結んでいる『株式会社アパホテル』。元谷氏は調印式で「日本はもっと強くなれるという思いに共感します」「ともに世界の極みを目指すという意味で、ベクトルは同じ方向を向いています」などと語るなど、日本代表の全面バックアップを約束している。伊東の代表不在を巡って、スポンサーの影響を指摘する意見が相次いでいたが、少なくとも元谷氏は同選手を巡る様々な動きに関与していないようだ。
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