2023年11月末、イングランドの2大リーグ『女子スーパーリーグ(1部/WSL)』と『女子チャンピオンシップ(2部/WC)』が、イングランドサッカー協会(The FA)の傘下から新組織へ移行されることが明らかとなった。そして今年8月15日に新たな組織名『Women’s Professional Leagues Limited (WPLL)』が発表された。9月21日から新体制下で始まる2024/25シーズン、いよいよイングランド女子サッカーの新時代がスタートする。
そこでこの記事では、WPLL管轄となって初めてのシーズンを迎えるWSLについて、以前と異なる点や注目ポイントなどを紹介していく。
WSLがより身近な存在に
まず以前と大きく異なる点が、WSLやWCの試合視聴方法だ。これまでWSLの試合を日本から視聴する主な手段は、The FAの視聴コンテンツ『The FA Player』だったが、2024/25シーズンからは『YoutTube』がメインコンテンツとなる。
以前のコンテンツでは現地放送局との兼ね合いでアクセスに制限があり、一部の国では視聴不可であったり、試合当日にはアクセス過多のためページの読み込みが遅く映像が一時止まる不具合も多々見受けられた。しかし、Googleが提供するYouTubeへの移行により、今後は細かなアクセス制限に縛られず、より多くの人々が試合を楽しむことが可能となる(※一部YouTube配信外の試合有り)。
WSLの公式YouTubeチャンネル『Barclays Women’s Super League』では、今後のライブ視聴をアナウンスする動画が公開され、再生回数はすでに1万8千回を超えている。さらにコメント欄には、シーズン開始を待ち侘びる各国ファンの声が続々と寄せられている。
なお、The FA Playerでも引き続きイングランド代表戦や女子FAカップ、男子FAカップのハイライトや一部試合のアーカイブ視聴が可能だ。The FA PlayerとYouTubeを上手く使いこなせば、新シーズンの英国女子サッカーをより身近に楽しめそうだ。
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