天皇杯2回戦・筑波大学戦後のラフプレー、マナー批判で注目を集めている町田ゼルビアの黒田剛監督。今月15日開催の明治安田J1リーグ第18節で横浜F・マリノスを下したが、同監督の“正義発言”が波紋を呼んでいるほか、筑波大学蹴球部所属選手への誹謗中傷を巡って議論が白熱している。
町田は今月12日開催の天皇杯2回戦で、MF安井拓也、DFチャン・ミンギュら4選手が負傷。PK戦の末に敗れると、黒田監督は試合後のインタビューで筑波大学側のラフプレーや主審の判定を非難。一部選手に「非常にマナーが悪い」と指摘したほか、批判の対象は筑波大率いる小井土正亮監督にも及んだ。
筑波大への批判コメントでバッシングを受けている黒田監督。横浜FM戦ではパリ五輪U23日本代表候補FW藤尾翔太らのゴールにより3-1と勝利したが、Jリーグ公式サイトによると、指揮官は「町田ゼルビアは決して悪ではないですし、われわれが正義であり、言いたいことは言う、良くないことは良くないと訴えることで自分たちのやるべきことを貫いていくこと。そういったことが日本サッカーに必要なパワーだと思います」と語ったという。
ただ、この横浜FM戦後のコメントを受けて、ネット上では「余計な発言」「大人げない」「町田の選手やサポーターは悪くないけど、黒田監督だけはダメ」「筑波大学が悪ってことにしたいのか」「筑波大学の学生がかわいそう」といった疑問や批判が。一部のサッカーファンが「メディア対応はアマチュア」と指摘する一方、「黒田監督は選手に批判の矛先が向かないように仕向けているのでは?」という考察も見受けられる。
また、天皇杯2回戦の後に筑波大学蹴球部や所属選手SNSアカウントに誹謗中傷メッセージが。それだけに、「黒田監督の発言のせいでしょ」「これも含めて、黒田監督のいう正義なんですって」「黒田監督は、アマチュア選手に誹謗中傷コメントが届く可能性を考えられなかったのか」という指摘も。「黒田監督は、筑波大への誹謗中傷問題をどう思っているのか?」「誹謗中傷問題に対して、どのようなコメントを出すのか楽しみ」といった声も挙がっている。
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