日本サッカー協会(JFA)は今月24日、6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選(対ミャンマー、シリア)に臨む日本代表のメンバーを発表。FW小川航基(NECナイメヘン)、MF鈴木唯人(ブレンビーIF)らが選出された一方、FW浅野拓磨(VfLボーフム)やFW古橋亨梧(セルティック)らが落選した。そんな中、日本代表OBの松井大輔氏や内田篤人氏が、以前から叫ばれている「日本代表FW問題」に言及している。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月30日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、W杯アジア2次予選日本代表メンバーが話題に。内田氏はパリ五輪出場も期待されていた鈴木唯人を注目選手に挙げると、「所属クラブでゴールを奪えている。シュートが上手なので、得点に絡んでほしい。チャンスはあると思う」と期待を寄せている。
すると、日本代表が最終予選を見据えてさらにレベルアップするために必要なことも議題に。松井氏は「ジュビロ磐田で一緒にプレーしていた小川は上り調子だと思うし、A代表で地位を確立して欲しい。やっぱり大事なのは、FWが何人かいること。FWがひしめく日本代表を見てみたい」と、ストライカー陣の充実を熱望。ティエリ・アンリ、ダヴィド・トレゼゲらを擁していたかつてのフランス代表を比較対象に挙げている。
この松井氏の見解には、内田氏も「FWは一番大事。最後の仕上げなので。強さ、高さのある上田綺世もそうだし」と頷いたほか、「オフもあれなので、怪我のないようにとは思うけど」と欧州でのシーズンを終えた選手たちへの気遣いも忘れなかった。
今年1,2月のAFCアジアカップでベスト8という結果に終わった森保ジャパン。同大会では上田が4ゴールを挙げた一方、FW前田大然(セルティック)、FW細谷真大(柏レイソル)、浅野がノーゴールと不発。代表OBの田中マルクス闘莉王氏がFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)の再招集を求めるなど、JFAや森保一監督によるストライカーの選考に苦言を呈していた。
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