川崎フロンターレは今月13日に敵地で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で、ブラジル人FWエリソンのPK弾もあり中国1部・山東泰山に3-2で勝利。DF瀬川祐輔に対するラフプレー、膝蹴り行為が物議を醸す中、山東サポーターによる愚行があったとネット上で話題になっている。
この一戦では、35分に瀬川に対してMFペン・シンリが背後から膝蹴り。瀬川がピッチ上でうずくまる中、主審はシンリにイエローカードを提示した。山東の選手は瀬川に対するラフプレーの他にも、DF佐々木旭の足元にタックル。GKチョン・ソンリョンがボールをキャッチした直後に同選手の顔面に向かって足を振りぬくなど、危険極まりない行為が相次いだ。
X(旧ツイッター)で「カンフーサッカー」がトレンド入りするなど、山東所属選手のラフプレーが批判の対象となった今回の一戦。現地観戦したとみられる川崎サポーターからは「山東のサポーターが私たちに向かって『バカ』とコールしている」といった声が挙がっている。
この投稿には、「逆に褒め言葉と捉えよう」「新鮮な煽りだな」「言っている内容のレベルが低い」などと、余裕を感じさせるコメントが。昨年9月に中国で行われたACL武漢三鎮対浦和レッズでも、武漢サポーターが試合中に浦和サポーターや選手に向かって「バカ」と連呼していただけに、「武漢でもこんなことあったなあ」「武漢vs浦和でもあったから、中国ではこれがデフォルトなのかな」「中国の民度低い」「さすが中国」といった声が挙がっている。
なお武漢対浦和が開催された時期は、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出をうけて中国国内で反日感情が加速。武漢サポーターは浦和戦キックオフ前に日本語と中国語で「海が泣いている」と書かれた横断幕を掲出したほか、試合後にはスタジアム周辺で日本国旗に火をつけて引きちぎるなど、愚行に走っていた。
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