サッカー日本代表の森保一監督は今月4日、MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023 カナダ戦とキリンチャレンジカップ2023 チュニジア代表にむけての代表メンバーを発表。およそ1年ぶりに復帰したDF中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)の起用法に言及しているが、DF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)の起用を優先する可能性もあるようだ。
森保ジャパンの左サイドバックは、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)本大会までDF長友佑都(FC東京)がレギュラーに。中山はW杯アジア予選や国際親善試合で長友と競争していたが、昨年11月のアキレス腱負傷により、本大会目前にして日本代表メンバーを辞退していた。
その中山が今年7月まで戦線離脱している間、左サイドバックを巡る事情は変化。長友が今年3月以降、一度も招集されない中、昨年6月にA代表デビューを果たした伊藤が1番手に。同選手は9月の国際親善試合ドイツ戦とトルコ戦でもフル出場している。
一方、中山は今年7月の練習試合で実戦復帰すると、8月8日のEFLカップ(イングランドのリーグカップ戦)1回戦で復帰後初めて公式戦でスタメン出場。イングランド2部リーグでは先月20日の第7節ストーク戦から4試合つづけて先発出場している。
直近2試合は監督交代の影響もあり、3バックの一角ではなく中盤や左サイドでプレーした中山。森保監督はメンバー発表会見において、同選手の起用法について以下のようなコメントを残している。
「リーグ戦でフル出場しているというところを(選考で)加味している。イングランド2部リーグでフル出場できるということは、より強度の高い中でプレーして、1試合戦えるだけのパフォーマンスを発揮できる、体力は戻ってきている」
「2試合プレーするのか、1試合フルでプレーするのか、出場時間が限られるのか。もしかしたら26人の競争の中で試合に出られないかもしれない。そこの構想はあるが、一旦メンバー全員が集まった後に決めたいと思っている」
「起用法については、左サイドバックを中心に、ボランチ、4バック、3バック(の一角)と守備的な部分で複数のポジションをこなせると思っている。基本的には左サイドバックで考えているが、異なるポジションでも試したい」
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