かつてバルセロナやヴィッセル神戸などでプレーしていたボージャン・クルキッチ氏は、先月に現役引退を発表。神戸在籍時に日本文化を絶賛していたが、一転して母国メディアのインタビューでは日本人の性格が自分に合わなかったことを告白。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタにこぼした愚痴の内容も明かしている。
バルセロナでプロキャリアをスタートさせたボージャンは、ミランやローマ、ストーク、マインツなど複数クラブを渡り歩き、2021年8月に神戸へ加入。「一期一会」という四字熟語のタトゥーが刻まれた左腕の写真を投稿したり、「武士道」という言葉に対して「平和で調和のとれた社会を築くために、今日、さらに重要な考え方だと思っているんだ」とツイッター上でコメントを残していた。
ただ一方で、神戸在籍時もコンディション不良により度々公式戦を欠場。2022シーズン終了後に契約満了で神戸を退団すると、今月23日に古巣バルセロナのホームスタジアムで行われたイベントにて現役引退を発表している。
そんなボージャンは今月、スペインのサッカーYouTubeチャンネル『ザ・ワイルド・プロジェクト』に出演。日本人の性格について「表面的にはすごく良い人が多いけど、ある一定の部分からそれ以上は仲良くなれないね」
「スペインでは挨拶やハグといった習慣があるけど、日本にはない。(ヴィッセル神戸でも)『おはよう』と挨拶しない選手がいたんだ」と真剣な眼差しで述べる。
そして「(チームメイトだった)アンドレス(・イニエスタ)には、こう言ったのさ。『もう1年も一緒にいるのに、こんな日々は無理だよ』とね。アンドレスは日本の習慣を受け入れているんだけど、僕が受け入れられないね。でも彼らに悪気があるわけではない」と、スペインと日本の習慣のギャップについて悩んでいたことを告白。
「日本での時間は辛かったよ。ただ同時にやりがいもあったし、学ぶことも多かったね」と、日本で負の側面だけでなく収穫もあったことを強調している。
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